こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は「バネ棒はずし」について書いていきます。
バネ棒
突然ですが、「バネ棒はずし」を知っていますか?
あ、いや、その前に「バネ棒」とはなんぞや?という声が聞こえてきそうですね。
「バネ棒」とは、時計の本体とストラップ(もしくはブレスレット)をつなぐ重要な部品です。
一般的には、時計の本体からは、2本の足がニョキっと生えていて、そこにストラップがつながっていきます。
(特殊な形状の本体もよくありますが)
そのつなげる部品を「バネ棒」と言います。
では、なぜ、そのバネ棒を外す必要があるのか。
それは、ストラップを交換するためです。
バネ棒の仕組み
バネ棒という名前のとおり、バネが内蔵されています。
そのバネは両側に内蔵されていて、それぞれの端が内側に引っ込む仕組みになっているんです。
使い方は簡単。
ストラップの穴にこのバネ棒を入れて、両側を均等に出します。
時計の本体の穴に、バネ棒の片側を入れます。
バネ棒のもう片方を押して・・・
ここで問題発生です。
バネ棒の先端が細くて、小さくて、とても手ではできません。
そこで登場するのが「バネ棒はずし」です。
バネ棒はずし
バネ棒はずしという名前ですが、実はなんでもいいんです。
というか、ボクは20年以上、マイナスドライバーでやっていました。
誰かのマネをしたのか、なんなのか。
まったく記憶にないんですけど。
マイナスドライバーと言っても、工作に使うような大きなものではないんです。
メガネのネジに使うような、超小型の精密ドライバーです。
これがまた細いのに意外と頑丈で、バネ棒をグイグイやってもなかなか壊れない優秀さ。
でもひとつ欠点がありました。
手が痛い
そう。手が痛くなるんです。
奥まったところに使う前提のためか、マイナスドライバーの細い部分が意外と長いんですよね。
だから、バネ棒に押し付けながら、内側方向にグイグイやる時には、もろに中指に細いドライバーが食い込みます。
バネ棒が緩いといいんですけど、ちょっと固いとへこたれそうになるくらい痛い。
で、先日、22年以上使っている時計のバネ棒を外そうとしたんです。
ブレスレットからクロコダイルのストラップに替えようと思いまして。
でもね、さすがに22年で劣化したのか、片方がぜんっぜん動かない(泣)
ホントにまったく動かない。
気のせいに決まってる!と思って、何度も何度もやって、中指が瀕死の状態です(泣)
こんなに力を入れても動かないなんて、バネ棒がきっと寿命なのだな、と思って、専門店に持っていきました。
時計関連の道具といえばここ一択!
御徒町にある五十君(いぎみ)商店。
時計の修理道具の専門店だと思っていたら、修理やオーバーホールもやってるみたいです。
バネ棒はずしとの出会い
時計をなんとかしてもらおうとしつつ、実はバネ棒はずしの良いモノを買いたいなと思って行きました。
なんとピンセットのように両側から同時につかめて、簡単に外せるのがあるんですよ~!
でも、ボクの時計の「バネ棒はずしが入る穴」が小さいもんで、合うかどうかも含めて実物を見たかったんですよね。
しかし、高い。
シンプルな道具なのに、なんとも高額(汗)
五十君(いぎみ)商店の店員さんと話をしていたところ、「革ベルト用ならこっちの方がいいですよ」と言って、安いバネ棒はずしをオススメしてくれました。
お値段なんと!両づかみのバネ棒はずしの10分の1の金額です。
高いのが売れるチャンスなのに、なんという良心的な対応なのだろう!
もちろん、オススメされたものを購入しました。
いざ、交換!
家に帰って、早速、革ベルトの交換をしてみました。
ささささ、さすがです!
今までの精密マイナスドライバーの時とくらべて別次元!
持ち手は太くて安定するし、バネ棒をつかむところは2又になっていてつかみやすい!
それにドライバーと違って金属が分厚いので、折れる心配もしなくて大丈夫そう。
こんな感じで、本体とストラップの間にバネ棒はずしを入れて・・・
内側にグイっと縮めて、ずらせば簡単に外すことができました。
うー・・・
20年以上も、精密ドライバーで手を痛めながらベルト交換をしてきたのはなんだったんだろう?
思い込みって怖いですねぇ(笑)
無理やりボクの仕事につなげてみると・・・
会う人、会う人、「こりゃないよなー損しちゃうよなー」って保険に「これでいい」と思って入っちゃってる人だらけ。
体感で会う人の6割くらいはそんな感じです。
今は紹介専門なので、自分から「保険の話を聞いてくれませんか」なんて口が裂けても言わないけど、「え?なにそれ?ちょっと教えてもらえますか?」って人には喜んで教えます。
気になったら連絡してみてくださいね。
広告終わり(笑)
今回は、時計のストラップを替えると、新たに時計をもう1本買ったくらいの新鮮さが得られる話について書きました。
あ、間違えました。
それはこの記事でした。
20年探し求めていた腕時計のストラップについに出会えてクロコとターキーをオーダー
https://rinsuke.com/earnest-gallery-1st-order/
改めまして今回は、時計のストラップを交換する道具、「バネ棒はずし」はちゃんとしたモノを買った方がいい!ということについて書きました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。