革靴のプレメンテ~新品の状態でするお手入れが重要と聞いてやってみた話

こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は、新しく買った革靴を履き始める前にやっておいた方がいいことについて書いていきます。

靴に詳しくない方向けの記事です

靴のお手入れに関しては全くの素人なので、ボクよりも更に素人な方に向けて書いていきます。

こだわり派の方は、あたたかい目で見守っていただけるとうれしいです。

身につけるものには、何かしらこだわりがあったとうかいりんですが、靴に関しては、なんとなくこだわりがあまりないまま42歳になってしまいました。

「黒のストレートチップ」というこだわりだけはあったんですが。

最近のこだわりは、「スーツは着ない(ジャケパン)」「トラウザーズは白」「シャツはチェック」という感じです。

そんな感じでとにかく「普通の営業マンに見えない」ということを重視しています。

で、ようやくこだわり始めたのが靴。

何かいいものはないかな?と長い年月をかけて、薄い興味で物色はしていました。

かと言って、海外の高級靴に10万円も出すような、そこまでの熱量は今のところないし・・・

鞄とか、財布とか、国産の品質の良さに改めて魅了されている年頃なのもあって、以前から気になっていた「スコッチグレイン」という墨田区の靴メーカーの「オデッサ」というモデルを見に、銀座の店舗に足を運んだのでした。

2月に買ったスコッチグレイン

購入した時の記事はこちら

「スコッチグレインの靴&ガンゾのベルト」で生まれて初めてのネイビーに挑戦
https://rinsuke.com/scotchgrain-ganzo-navy/

結局、「オデッサ」の黒のストレートチップは買うのを辞めて、木型(靴を作る時の型)が同じ、この靴を買いました。

買ったのはネイビー。

生まれて初めて、黒と茶色以外の革靴を買いました。

しかも、「ブローグ」と言う穴飾りが、つま先までびっしりの「フルブローグ」ではなく、控え目に散りばめられているデザインが、瞬時にボクのハートを撃ち抜きました。

今度はちゃんとピカピカに磨いて履こう

ネット専用の商品だったので、購入して到着を待つ間、どうやってケアしていくかについて調べ始めました。

鞄も財布もそうですが、革製品は、きちんと手入れをすることで、キレイな状態を保つことができます。

決して安い買い物ではないので、なるべく失敗したくない、という気持ちになっていたんですよね。

自分でも調べに調べて、靴磨きにとてもこだわりのある友人に相談したところ、なんと耳慣れない単語が登場。

「プレメンテ」

「プレ(前の)」+「メンテナンス」の略のようです。

購入したら履く前にするお手入れのことなんですって!

プレメンテ

新品なのにお手入れ?

そんなこと考えたこともありませんでした。

だって、新品でしょ。

って、あまり靴磨きに興味がなければ、ふつうにそうやって思うと思います。

でも、調べていくと、靴も新品とはいえ、できたての靴ばかりなのではなく、モノによっては、何ヶ月も、もしかすると何年も倉庫に眠っていた可能性があるのだとか。

そりゃそうか。

だから、その間に油分が抜けている可能性があるので、それを補ってあげると、色々と良いことがあるそうなんです。

革が柔らかくなる

新品の靴は、堅くて足が痛くなったりしませんか?

ボクの場合、靴によっては、数ヶ月の間、痛く我慢の日々が続くことなどもありました。

靴ズレをするので、かかとに貼る絆創膏を毎日持ち運ぶこともありました。

そういったことも、革が柔らかければ起こりにくくなりますよね。

外に塗るのはもちろん、なんと、靴の中に使われている革にも塗るのだとか!

これには衝撃を覚えました。

シワがキレイに入る

乾燥している状態で曲げ始めてしまうと、イメージとしては「グシャっ」という感じで、一気にシワがついてしまうのだそうです。

その曲げを入れる前に、革に油分を補充してあげることによって、キメ細かなシワを入れることができるんですって。

ということで、やってみました。

タピール レーダーオイル

何が良いのか友人に相談すると、色々と候補をあげてくれました。

その中でボクに刺さったのが、「タピール」というメーカー。

天然由来成分のみで作られていて、「レーダーオイル」は汚れ落としにもなるオイルで、プレメンテにも最適だというのです。

でも、売っている店がなかなかない。

靴が間もなく到着するから、すぐにでも欲しいのに。

で、ホームページで販売店検索をすると、ありました。

東京駅の丸ビルの中に入っている、女性向けのセレクトショップに置いてありました。

馬のブラシでホコリを落とす

紐を外して、ホコリを落としていきます。

ホコリなどの汚れをささっと落とすには、馬毛のブラシが最適なのだとか。

靴用の馬毛のブラシは持っていなかったので、鞄用に買った馬毛のブラシを使いました。

履いた後のこのブラッシングの習慣が、革に喜ばれるのだとか。

「ホコリくらい履く前に落としているからいいのでは?」って(今でも)思いますけど、その細かいホコリが革の油分を吸い取ってしまうので、履いた後のブラッシングも重要なんですって。

レーダーオイル

レビューをたくさん読むと、付けすぎると、革の中に浸透せずにあまったオイルがいつまでも表面を覆ってしまって、光らせられない靴になってしまうのだとか。


だから、慎重に、少しずつ付けていきます。

ウェス(ボロ布)を指に巻いて、瓶の口に当てて、一瞬さかさまにするだけ。

これで充分です。

で、力を入れずに全体に塗り拡げます。

数時間して、革の表面のオイルが中に入っている感じがしたら、再度同じことを。

これを3回繰り返しました。

ほんのりネイビーになりました。

店によっては、新品の状態でも油性のワックスを塗っているものもあるようなので、新品でもこの「汚れ落とし」の作業は重要なのだそうです。

その次はクリームです。

レーダーフレーゲ

オイルと、乳液である「フレーゲ」をなぜ使い分けるのか、いまだに説明できるほどには理解していません(笑)

でも、日常のお手入れは、こちらのレーダーフレーゲで、ということで、こちらも合わせて購入。


オイルだけの状態に比べて、ほんのわずかですが、ツヤが出ます。

オイルと同じように布に取って、薄く塗り拡げます。

そして、豚のブラシでシャカシャカします。

最後に布でさらにキレイに拭いて出来上がり。

でもこのままだと、ビッカビカとはほど遠い状態なんだよなぁ。

と思いつつ、プレメンテが終わってから最後にすることに入ります。

お散歩

いきなり朝から晩まで履くのはリスクが伴います。

足が痛くなるリスクです。

グッドイヤーウエルト製法と言って、履いているうちにつま先部分が沈み込んで足の形にフィットしてくる靴は、「最初は我慢」と言われています。

どんなに試着した時に「合っている」と感じても、歩いているうちに痛くなってくることは何ら不思議なことではないのです。

だから、近所を軽く散歩することを何度か繰り返すのがいいんだそうです。

幸いにも痛くなることは、ほとんどありませんでした。

お散歩して、足に馴染ませつつシワを付けて、帰ったらシューツリーを入れてあげる。

うっすらとした自然なシワが入ってきました。

これを繰り返していくことで、靴自身も、「お、これからこんな足のこんな歩き方の人に、こんな風に履かれていくんだな」って、徐々に理解していってくれるようになるんでしょう。

今後の課題

それはズバリ、つま先を「光らせること」です。

先に登場した友人に「クリームだけでは全然光らない」と相談したところ、光らせるのが目的なら「ワックス」というもので「鏡面仕上げ」という作業が必要なのだそうです。

それも何度も何度も。

柔らかい布と水を使って、ワックスを何層にも塗り重ねていくのだとか。

父の真似をしてやっていた、黒いクツズミを塗って、ブラシでシャカシャカ磨きまくる、という作業とはまったく違いそうな感じです。

自分の顔が映るくらいのビッカビカにすることまでは求めていないんですが、革の細かいシボ感を埋めて、ピカピカに光る程度にはなって欲しいと思っています。

次に狙っているのは、タピールのワックスである「レーダーバルサム」


それをやってみたら、また書いてみたいと思っています。

今回は、革靴を購入したら、履き始める前にすべき「プレメンテ」というお手入れをしたことについて書きました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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