用賀の謎の店「油屋」の扉を開け日本酒を購入したら驚きの連続だった

用賀の街に佇む謎の店構え

こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!

今回は、用賀の街を歩いていた時に見つけた、ちょっと不思議な店の話です。

場所で言うと、東急田園都市線の「用賀駅」と「桜新町駅」のちょうど真ん中あたりです。

ほら、この店構え、気になりません?

いったい、なに屋だ?

酒舗 油屋

でも、小さな看板に「酒舗」と書いてあるということは、酒屋さん?早い時間(14時前)から開いているから、居酒屋ではない気がする・・・

ググってみると、酒屋さんであることには違いないんですが、なんだか普通の酒屋さんではなさそう。

用事の帰り道、意を決して、扉を開けてみました。

そうすると、店内は器、器、器。

器屋さんなのかな?というくらいの器が並んでいます。

店主登場

「うちはね、店頭に酒を並べていないんですよ」と言って、こんがり日焼けをした、店主が登場しました。

斬新!

聞くと、料亭や割烹のような店を相手にしていて、その時期に、どんな料理を出すかを聞いた上で、それに合う酒を蔵元に発注して、大量のロットで店に収める。

ということをしているようなんですよね。

建築業界出身の店主は、店の設計、施工から、器の選定、酒の仕入れなどの、飲食店のトータルプロデュース、それに、筆でメニューを書いてあげたりまでをも請け負っているんですって!

話せば話すほどに、不思議な魅力をたたえた、おもしろい方でした。

試飲、試飲、試飲

どんなのが好みかを聞かれ、北海道の「上川大雪」と答えると、「わかりました」と冷蔵庫の中に消え、何本か持ってきてくれました。

そしてまず、七賢を猪口についでくれました。

そして、まだ飲み終えぬうちに次々と、合計5杯。

その時刻、まだ16時(笑)

この重そうな木の扉の奥に、冷蔵庫があるようです。

一般的な酒屋さんで、ここまで気前よくふるまってくれることなんて今までなかったので、なんだか恐縮してしまいました。

商いのメイン

今は、不動産賃貸業なんですって。

あとは、料亭や割烹へのまとまったロットの酒の卸し。

だから、小売りもしているけどオマケのような感じだから(?)、ここまで気前がよいのですね。きっと。

おもしろい事業継承!?

この店自体は江戸時代から場所は変えずに、業態を変えて今までやってきたそうです。

60歳になると引退して、次の世代に引き継ぐというのが伝統的な決まり。

会社名と屋号だけは残して、その時代に合った、地域の人の役に立てる商いを選んでするそうな。

この素敵な建物も取り壊して、イチから新しいものを作るのだとか。

もうほんと、何から何まで斬新な商いの方法です!!!

購入した日本酒

購入したのは

七賢の夏酒。生酒です。

1本だけ、自宅用に買った日本酒を、なにやら店主はおもむろに新聞紙で巻き始めました。

おおお!これはきっと、持ち帰る時に日光の紫外線で酒が劣化してしまうことを防ぐためのサービスだな。と。

短時間の持ち帰り時間のためにすごいなぁ、そこまでやるか、と感心していたら、今度は趣のある紐でしばり始めます。

そして、筆を持ち、蓋を開けたのは、硯(すずり)!

そして、その酒を巻いた新聞紙に何やらサラサラと書きはじめました。

何を書いているんですか!?と聞くと、「酒の名前です」と。

「七賢 純米吟醸 印」

これは素敵だ!なんて素敵だ!と思って、これから会う約束があるお客さんにも買っていってあげようと、もう1本追加しました。

普段、お客さんにモノを持っていくということはあんまりしないんですが、この素敵な酒をもらったら喜ばない人はいないんじゃないかと思いまして。つい。

更に1本用の手提げ袋にも筆で

サラサラ始まりました。

今度は、

「創業明治11年 油屋

う~ん、素敵だ!!!

とーかいりん感動しました!!!

こんな素敵な手提げをもらったら、家に帰るまで、ウキウキですね。

素敵な店でした

午前中は湘南で波に乗っているという店主の人柄といい。

蔵や飲食店との付き合い方といい。

試飲をさせてくれて、合ったものを売ってくれる感じといい。

包装と書のサービスといい。

これはおもしろい体験でしたねぇ。

西東京方面に行ったら、また立ち寄りたい、そんな店と出会ってしまいました。

今回は、用賀にある、魅力的な店主のいる日本酒の店に出会った話を書きました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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