こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は息子が生まれる時に立ち会いをしたことについて書いてみます。
トップ画像は、破水する前日に、「そろそろかな」と2人で話して、おなかにスマイルの絵を書いた時のものです。
この帽子が数ヶ月後に息子の頭にかぶせられることになります。
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息子が生まれて6年半
先日フェイスブックに、6年前の投稿として、生後6ヶ月のお祝いをした記事が上がってきました。
生まれてから1歳になるまで、毎月お祝いをしていたなぁ、なんて懐かしい思い出が蘇ります。
それをきっかけに、出産の時のことを思い出して書いておこうと思って、こうして筆を取りました。
出産に立ち会うか立ち会わないか問題
世の中には、色々な夫婦の形や考えがあるので、これはなんとも言えない難しい問題なのではないでしょうか。
妻の側からは
「立ち会ってほしい」
「近くで励ましてほしい」
「苦しむ姿をできれば見られたくない」
「絶対に見られたくない」などなど。
夫の側からは
「立ち会いたい」
「妻に言われて仕方なく立ち会うことに」
「女性として見られなくなってしまうからできれば見たくない」
などなど、色々な考えがあるので、夫婦の考えが一致することは、幸せなことなのだと思います。
ボクの場合は、「立ち会う」以外の選択肢はありませんでした。
新たな生命の誕生の瞬間に立ち会わないなんて、考えられませんでした。
どんな重要な予定が入っていようが(むしろ予定を入れませんでした)、何を差し置いてでも優先したい瞬間だと思っていました。
もちろん、妻が「立ち会ってほしくない」と言うなら、話し合いの時間が持たれたことでしょう。
でも幸いにも妻も、立ち会うことには前向きだったので、何の障害もなく、ボクが立ち会うことが当然のように決まりました。
待ちに待った出産の日
その日はついに訪れました。
3月のとある日。
突然、破水が起こりました。
その日は家にいたので、車でかかりつけの産婦人科に向かいます。
陣痛が始まったのが昼でそのまま入院
ちょうどお昼くらいに、入院することが決まりました。
陣痛もあまり強くなく、お気楽に「まだかねぇ」なんて話して、ゆっくりしていました。
あまりに豪華な夕食に「すごいね!」なんて驚きながら、うらやましがる夫だったり(笑)
そのくらいのどかな時間でした。
階段の上り下り
暗くなってくるころには段々と陣痛が強くなってきたようで、でももっともっと進めないといけないとのことで、歩きました。
病院の中の階段を上り下りしました。
見ているだけで辛そうです。
できることなら代わってあげたい、というセリフは、絶対に代わることができない安全地帯にいるからこそ言えることなのだと、この時思ったのを覚えています。
ボクなら気を失っているんじゃないかと思うくらいの辛さに見えましたから。
助産師さんのすごさ
ボクと義母で、昼から約12時間付き添ってきました。
それで、妻がやってほしいことを賢明にサポートするんですが、最終段階のサポートは、2人ともすぐに疲れてしまうくらいの重労働でした。
そして、押してあげる場所が微妙にポイントを外しているようなんです。
そこへ、助産師さんが登場して、グイグイしてくれます。
ボクたちとは違って(当たり前ですが)、ちゃんとポイントを押さえて、しかも力強く、ひたすらグイグイ押し続けてくれます。
その女性の体のどこにそんなパワーがあるのだ?と、ただただ驚くばかりで、苦しそうな妻を賢明に励ましてくれるその助産師さんが女神様に見えました。
本当に頭が下がります。
陣痛が強くなってから、生まれた直後のケアまで含めて、生まれて初めて「女神」というものを目の当たりにしたような気がします。
助産師さんにとっては、当然すべき「仕事」なのかもしれませんが、命をこの世に生み出してくれた、命の恩人にさえ感じます。
分娩室へ入りすぐに生まれそうに
陣痛が始まってから、あれだけ長い時間(12時間くらい?)かかったので、分娩室に入って、呼ばれるまで更に長い時間を待つ覚悟でいました。
すると、入って5分もしないうちに(ボクの感覚です)、「生まれそうなので入ってください」と言われて、急いで入りました。
肩越しにビデオカメラを構えます。
いやぁ。本当に苦しそう。
肩越しに撮影しながら思ったこと
妻への感謝
ふだんは見せない、ものすごい苦しそうな姿に、驚き、また、励ましの気持ちはあるんですが、なんにもできないから、ひたすら祈るしかない状態。
こんな苦しい思いをして生んでくれてありがたいなぁ、という気持ちが、より一層強くなって、涙がポロポロ。
頭が出てきて、感動が最高潮に。
涙が止まりません。
もう少しだ!
全部出た!
泣いた!
生んでくれてありがとう。
生まれてから、ホッとした妻の安堵の表情。
お腹の上に載せられて「重い~」という一言にクスっとして。
そして、新しい命がこの世に生み出されたんだ、という感動、また大量の涙がポロポロ。
生まれてきてくれてありがとう。
と純粋にそう思いました。
今でもその動画を見ると、涙が止まりません。
2人ともよくがんばった。
母への感謝
この妻の出産を目の前にして、次に浮かんできたのは、母がボクを生んだ時の思いを想像したのと、母への感謝の気持ちです。
こんな苦しい思いをして、ボクのことを生んでくれたんだ、ということに、よりリアルに感じることができました。
しかもボクの場合は、逆子で、右足が引っかかって、紫色になって、生むのに非常に難儀したのだとか。
そういうことも瞬時に頭を駆け巡って、もう感謝の念が止まらなくなりました。
この世に生み出してもらえて、本当にありがたいことだなぁ。
って。
よく「親になればわかることがある」と言われていましたが、本当にその通りで、生まれて初めて感じた感情だったんです。
今も、実は、この記事を書くために、過去の写真や、まさに生まれる瞬間の動画を見返して、号泣したばかりです。
もし、日常生活の中で、少しでも「当たり前」だと感じてしまったり、感謝の気持ちを忘れてしまうようなことがあったら、この動画を見て、基本に立ち返りたいと思いました。
今回は、息子の出産に立ち会った時のことを書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。