こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回はギリシャで出会った、まさに溺れそうなほどに甘いスイーツについて書きます。
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とにかく激甘!
ギリシャ旅行で出会った、(おそらくほとんどの日本人の感覚では)想像できない程の甘さのスイーツたち。
「シロピアスタ(siropiasta)」と呼ばれるそれらのお菓子は、まるで「甘さの海」にボクを突き落とすかのようでした(笑)
でもね、不思議と嫌じゃない。
それに胸焼けもしない。
むしろ、また飛び込みたくなるような、クセになる「激甘オブ激甘」の世界。
今回は、そんな魅惑のギリシャの伝統的シロップ菓子のシロピアスタを、ボクが旅先で実際に味わった順に紹介していきます。
(全部写真付き!甘党じゃなくてもぜひ見ていって!)
日本人の「スイーツ」に対する概念がぶっ飛ぶくらい甘いです。
いや、「甘い」なんて表現では甘すぎるくらい甘いです。
ボクはかつてデニーズでパフェ(大サイズ)を3つ食べちゃうくらいの甘党でした。
ハードロックカフェの激甘アップルコブラーを2個ペロリと食べて、店員さんが目を丸くするくらい甘党でした。
しかし、ギリシャのスイーツは想像を絶しますよ間違いなく。
絶対に文字では伝わらないほどに、食べてみると脳がバグるほどに、初めて食べた時の衝撃はすさまじいものがありました。
ガラクトブレコ(Galaktoboureko)

アクロポリスのふもとでランチした時に出会いました。
まさに初めてのギリシャスイーツとの遭遇。
この衝撃は忘れません(笑)
「ガラクトブレコ」はセモリナ粉入りのカスタードをフィロ生地で包んで焼いたあと、上からとろ〜り甘いシロップをかけるスイーツのようです。
だから、とてつもなく甘いんだけど、ひと口、そしてまたひと口と止まらなくなります。
シロップをかけるというよりは、シロップに漬け込んでいる(笑)
後でお店で売っているのを見たら、バットに並べられていて、本体からにじみ出たのか、シロップを張ってあるのかどっちかわからない陳列なんですもん。
それがどこの店に行っても同じような陳列方法。
サクサクとトロトロの組み合わせがクセになります。
後からわかったけどギリシャの定番スイーツらしく、納得のおいしさでした!
ブガツァ(Bougatsa)

アテネ空港で、ザキントス島に飛ぶ前の朝食として食べました。
ガラクトブレコと似てるけど、シロップじゃなくて粉砂糖とシナモンで仕上げられてるのが特徴です。
シロップに漬け込まれていない分、甘さはかなり控え目でした。
朝食として食べやすい軽さがあって、ボクはかなりお気に入り。
ボクが選んだカスタード以外にも、チーズやお肉入りもあるみたいです。
でもやっぱりギリシャスイーツ全体を見回してから振り返ると印象は薄めかなぁ。
バクラヴァ(Baklava)

ザキントス島に到着して初日の、シーフードレストランで食べました。
この段階ではこの「バクラヴァ」が最もメジャーなスイーツの1つであることを知らず。
空港とかで売ってる箱入りのギリシャスイーツと言えば、このバクラヴァか「カタイフィ」のようです。
パリパリのフィロ生地とナッツの層が何層にも重なってて、そこにシロップがジュワ〜。
このナッツの食感が特徴的です。
もちろん、激甘!
ハチミツとレモンの香りがギリシャらしさを感じさせてくれました。
エクメック(Ekmek)

ザキントス島の初日の夜、広場の演奏を見ながら、レストランのテラス席で食事をゆっくりといただいた後にたべました。
カダイフィという細い麺状の生地にシロップをたっぷり染み込ませて、その上にクリームを乗せたデザート。
ギリシャの「重ねスイーツ」って感じで、クリーミーさとシャクシャク感のバランスが最高でした。
上のクリームもものすごく甘かったけど、やっぱりシロップ漬けスイーツのインパクトの方が大きいかなぁ。
サマリ(Samali)

ザキントス島からアテネに戻るバスの、サービスエリアの休憩で発見!
おなかはすいていなかったけど、どうしても体験してみたくてテイクアウトしてみました。
横にあるのはギリシャのビール(笑)
これが今回の旅で一番甘かったかもしれない。
甘すぎて爆笑してしまったくらい甘かったです。
セモリナ粉とアーモンドで作られた、どこか懐かしい風味のケーキ。
スポンジケーキを5倍くらいギュッと圧縮した詰まり具合で食べ応えバッチリ。
マスティハ(ギリシャ特有の香りづけ)もほんのり感じられて、ザキントス旅の締めくくりにぴったりの味でした。
レヴァニ(Revani)

アクロポリス下の「33」というカフェでいただきました。
ディズニーランドのクラブ33に特別な思い入れがあるボクとしては、なんか期待してしまう店名。
もうギリシャスイーツに興味が出まくりで、片っ端から試したい!という気持ちになっていました。
これはふんわり系セモリナケーキというものでした。
卵が入ってる分、生地がやわらかくて、シロップの染み込み具合も優しい感じ。
ということだけど、やっぱりかなりジュワっと染み込んでいた印象です。
上に乗っていたバニラアイスとのマリアージュが完璧すぎる!
見た目といい、ちょっと特別感のある一品でした。
ポルトカロピタ(オレンジパイ)

アテネ最後の朝に、前夜にテイクアウトしていたスイーツです。
乾いたフィロ生地を細かくしてオレンジ果汁やヨーグルトと一緒に焼いたケーキ。
オレンジパイって名前が付いてるけど、まったく「パイ感」はありません(笑)
仕上げはもちろんオレンジシロップたっぷり。
爽やかだけど超濃厚な甘さがきっと、アイスと一緒に食べたら感動レベル!だったんだろうなぁ。
でも、持ち帰りということを入れても、アイス無しということを含めても、この旅で一番のお気に入りだったスイーツが最後にきたというのがなんとも運命的。
帰国したそばから、このポルトカロピタが恋しいです。
【番外編1】カタイフィ(Kataifi)
確実にパティスリーで見かけていたはずなのに、食べずに帰って来てしまったギリシャの代表的スイーツ。
細〜い生地の中にナッツを入れて、カリカリに焼いてからシロップでとどめの甘さ!
ということらしいです。調べてみたところ(笑)
【番外編2】ルクマデス(Loukoumades)
店で食べてみようと思った時にはちょっとおなかに入りそうになくて・・・
そのままにして、結局食べずに帰国してしまったスイーツ。
揚げドーナツみたいなお菓子で、はちみつやシロップをかけて食べるんだけど・・・
なんと古代オリンピックの優勝者へのご褒美だったという説もあるらしい。
甘くてロマンのあるスイーツ!
このドーナツ様のスイーツよりも、シロップ漬けのスイーツ達に夢中だったのです(笑)
最後に
ギリシャのシロピアスタは、どれも個性的で、それぞれに違った甘さと物語があるんですね。
ボクは旅の中でたくさんの「甘さ」と「驚き」に出会いました。
スイーツひとつとっても、今までの既成概念を軽く打ち壊してくれるインパクトがありました。
甘すぎるんだけどぉ~!って笑いながら、すべてのスイーツを1人で完食したのは言うまでもありません(笑)
世界は広い!
甘党の人も、そうでない人も、ギリシャに行ったらぜひこの「染みるスイーツたち」を味わってみてくださいね。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。