こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は、子どもの「大人から見たら不適切」な行動をする理由がわかった時に、子どもに接する時の考え方が変わったことについて書いてみます。
どうして子どもはそんなことを?
というような行動をする時はありませんか?
「それはやめて~!」と思うようなこととか
「どうして今、それをするの?」とか
「なんでそんなことをするの?」とか
子どもにしてみれば、まさか怒られるなんて思わずに、無邪気にやっていると思うんです。
もしかしたら、「怒られることをわかってやっているのかもしれない」とさえ思うような時もあります。
そんな「ボクはやめてほしいな」と思うようなことをしてくることに対して、「どうしたらいいんだろう?」と思うことがよくありました。
そういうことをされると、
「もっといい子にしていてほしいな」とか
「おとなしくしていてほしいな」とか
そんな風に思うことがよくありました。
でも「いい子」ってなんだろう?
もしかするとその基準は、大人都合であり、子どもにとっては決して「不適切なこと」ではないのかもしれないですよね。
アドラーの教え
一時期、「嫌われる勇気」という本がとっても流行りました。
今でも流行っているのかもしれません。
アドラー心理学を、師匠と弟子の対話形式で、わかりやすく読みやすく書いた本ですね。
初めて読んだ時は、目からウロコがたくさん落ちました。
それによると、
ほめても叱ってもいけない。なぜなら、その瞬間に上と下の関係になってしまうから。
勇気づける。
課題を分離する。その人の行動の結果は、本人が受け入れるものだから。
とか、他者貢献とか。
そんなことを学ぶと、人に接する時に穏やかな気持ちになれたりします。
元々気が短いんですが、アドラーの考えを知ってからは、だいぶおおらかになったんじゃないかと、自分では思っています。
妻はなんと言うかわかりませんが(笑)
そんな学びの限界
息子に対しては万能ではありませんでした。
単にボクの学びが足りなかっただけなのかもしれませんが。
どうしても、大人都合の「こうあって欲しい」という枠から外れたことをされると、「なんでなんだろう?」って。
「そんなに教科書どおりにはうまくいかないんだよなぁ」って思ったり。
もやもやしていた時期がありました。
でも、ある考えに出会って、心がすーっと軽くなったんです。
それはこんな考えです。
子どもの行動の理由は「好奇心」と「ママ(パパ)大好き」でしかない
もしかすると、それ以外の理由もあるかもしれません。
そうじゃない子もいるのかもしれません。
ある程度の大きさに成長すると、色々な思惑も混じってくるのかもしれません。
でも、「そうなのかもしれない」という視点で子どものことを見つめてみると、まったく違う世界が見えたんです。
その考えをふまえて、今までの息子への接し方を思うと、涙がどんどんあふれてきました。
おいおい泣きました。
止まりませんでした。
セミナー形式だったんですが、他のお父さん、お母さんが大勢いる中で、泣きました。
そうだったのか。今までごめん。
一見、問題に見える子どもの行動はすべて、「好奇心」と「ママ(パパ)大好き」によるものなのかもしれない。
だとしたら、そんなに貴重なものは、「しっかりと正面から大事に受け止めてあげるんだったな」と。
好奇心があるから、泥んこになっても気にせず遊ぶし
好奇心があるから、夢中になってクレヨンが床にはみ出すし
好奇心があるから、「帰るよ~」って言ってもまだ遊びたくて泣くし
好奇心があるから、自分ひとりでご飯を食べたくてボロボロこぼすし
ママ(パパ)だいすきだから、「できたよ~!」って言ったらどんな時でも見てほしいし
ママ(パパ)だいすきだから、気付いてほしくて泣くし
ママ(パパ)だいすきだから、わかってもらえなくて怒るし
ママ(パパ)だいすきだから、目を向けてほしくて、怒られるとわかっていることをわざとするし
「ママ(パパ)だいすきだから、そういう行動をとっている」という視点で見たら、きっと怒ることなんて、「本当に危ないこと」など、ほんの一握りしかないのかもしれませんね。
もちろんボクは、息子にとって、完璧な父親ではありません。
日々、勉強になる出来事が次々に起こります。
でもボク自身、この考え方にとても救われました。
まだ子どもが小さくて、「どうしてこんなことするんだろう?」と悩んで困っている、お母さん、お父さんにとって、この考え方が広まって、わずかでも救いになればうれしいです。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。