こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は、息子の声が小さくて、聞き返しても答えてくれなくなってしまう時のことについて書いてみます。
目次・読みたい個所へジャンプ
息子が話しかけてくれる時
息子はよく話してくれる時と、話してくれない時があります。
気分のノリで、ムラがあるとでもいいましょうか。
基本的には、明るくて元気で聡明な子だと思っています。
自分から「自分が興味があること」について話してくれる時と、ボクが聞きたいことを聞いて話が盛り上がる時がありますが、前者の方が盛り上がることが多いですね。
だって、息子が興味があることですから。
後者の場合は、たとえば、「今日の学校、どんな楽しいことがあった?」とか聞くと、「知らない」とか「忘れた」とか。へーきでそんな風に言います。
もう慣れましたけど、ガックシしつつも「ま、いっか」って笑ってやりすごします。
そんな息子には、ボクとしては、いつでも元気で明るくいてほしいな、と思います。
でも、そんなことを息子に求めるのは、酷というものです。
だって、ボクだって、いつでも元気いっぱいでいることなんてできていないですから。
とーかいりんはいつでも前向きではありますが、ひとりでボケっと考えごとをしたい時だってあります。
眉間にシワを寄せて(笑)、街ゆく人の流れを物思いに眺めていたい時もあります。
それをふまえて。
息子の声の大きさ
ノリノリで踊ったりして遊んでいる時には、うるさーい!って笑っちゃいたくなるくらいの大声ではしゃいでいる時もあります。
盛り上がる時は、ちゃんと大きな声で話すこともできます。
でもたまに、急に話しかけられる時に、声が小さくて聞こえない時があるんですよね。
そういう時は、できるだけやさしく、「ん?」って聞き返したり、なるべくニコニコ顔になるようにして、「なんていったの?」とか、「もう一度言ってくれる?」って聞くようにしています。
ある時は、もう一度言ってくれたり、何度も言い直してくれたりします。
でも、ある時は、「なんでもない」って黙ってしまうことがあります。
聞き取ってもらえなかったからといって、伝えることを諦めてしまうのはもったいないので、「えー!教えてよ~!」って言ってみたりしても、一度「言わない」って決めると、もう言ってもらえなくなってしまうことがほとんどです。
なんとしても息子が何を言おうとしたかを知りたいので、あの手この手で聞き出そうとするんですが、やっぱり、聞き出せないことがほとんどです。
そういう時も「ま、いっか」です。怒っても仕方ないですから。
どうしても、もう一度言って欲しい理由は2つ
息子が言いたかったことを聞きたい
純粋に「何を言いたかったか」を聞いて、会話を展開したい、という思いです。
せっかく話しかけてくれたのに、「声が小さくて聞き取れない」というだけの理由で、その会話が存在しないことになってしまうなんて、もったいないじゃないですか。
地球上から、貴重な息子との会話が1つ消滅してしまった・・・
そんな気分です。
あ~!もったいない!
意地でも耳を傾けるんだった!と後悔してしまいます。
家族は拾ってくれるかもしれないが他人はわざわざ拾ってくれないかもしれない
家族は、できるだけ息子のリクエストに応えられるように、意図を汲み取るように、頑張ってくれます。
これが、学校なら、会社なら、自分の言いたいことを、相手に伝わるように言わないと、自分が損をしてしまうと思うんですよね。
だから、「ちゃんと言おうよ」っていう気持ちが生まれてしまいます。
将来の息子のことを「勝手に」心配して。
でも、そんなことは余計なお世話で、自然に自分で気付いていくことなのでしょう。
大事なのは息子の「話したい」という気持ち
やっぱりちゃんと話して欲しいし、大きな声でやり取りができる人になって欲しいから、しつこく聞きます。
結局、答えてくれないんですが。
で、最近、ついに怒ってしまうことがありました。
野球の練習に向かって歩いている時、2人で楽しく会話をしていたのに、突然、小さな声で何らかの質問をしてきて、「え?」と聞き返した時には、もう殻の中。
何度聞き返しても、「なんでもない」の殻に閉じこもってしまいました。
なんか、だんだん腹が立ってきてしまって。
「もう今日の野球には行かない」って言って帰ろうとしてしまったんです。
ホント大人げない・・・
でも息子は野球に行くのが楽しみだから、「行く!」と言って、もちろん帰ろうとはせず、道で2人で立ち往生。
ボクも冷静になって、「息子とどういう関係でありたいか」を思い出してみると、どう考えたって「仲良くしていたい」ということに立ち返るわけです。
まだ未熟なんで、そういうことをつい忘れがちです。
そもそも、一番最初の聞き返す時に、やさしく聞き返したつもりだったけど、そうではない感じに受け取られる聞き方だったのかな?と思って、
「聞き方が怖かった?」って聞いてみると、
「うん」と。
だから、そう感じさせてしまたのは「ごめん」なことなので、素直に謝りました。
「怖いと思わせてしまったのはごめんね」「今度からもっとやさしく聞くようにするね」と。
息子に話したのは、「◯◯ちゃんが言いたいことを、ちゃんと聞きたかったから、聞き返した」ということ。
「今回はもう聞かないけど、ちゃんと話をしたいから、今度聞き返されたら、おしえてほしいな」と伝えて、仲直りして、野球に向かいました。
話しかけようという気持ちを尊重したい
ふだんから「大人から見ると、なに言ってんだろう?」というようなことでも、なるべく子どもに向き合おうとしてきたつもりです。
ちったんに「話したい」「伝えたい」という気持ちは、少しでも無下にしてまうと、その積み重ねでしぼんでいってしまうと思うからです。
その気持ちがしぼんだ最終地点には、「ちったんには話しかけてもムダ」なんて思われてしまうような関係が待っていると思いますが、そんなことになってしまったら、立ち直れません。
※「ちったん」の由来はこちら
息子からは「お父さん」ではなく「ちったん」と呼ばれています
https://rinsuke.com/chittan/
だからこそ、「聞こえなかった話をなにがなんでも聞き出すこと」よりも、息子がまた話したいという気持ちになってもらえるよう、今以上に、過剰なまでに、もっともっと息子に寄り添っていく必要があるんだなと気付かされた出来事でした。
今回は、息子の声が小さくて聞こえなかった時でも、「話そう」と思った気持ちを大事にしようと、改めて思ったことついて書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。