もうそこには息子はいない・・・現実に息子が巣立った後の世界をゲームの世界で疑似体験

こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は家族が寝静まった後に、えも言われぬさびしさに襲われた話です。

思い出して、翌朝書いている今も泣けてきます。

我が家にやってきたNintendo Switch

3/1のとあるショッピングモールでの抽選で、運良くNintendo Switchが当たった話は以前に書きました。

Nintendo Switchが我が家にやってきた~ゲームを買い与えるか問題に終止符
https://rinsuke.com/nintendo-switch/

そして、ほぼ同時に買った「マインクラフト」というゲームにハマりました。

寝ても覚めてもマイクラ親子|先にハマった息子よりも夢中になる父~マインクラフト
https://rinsuke.com/start-minecraft/

3月、4月の息子とのゲーム生活は、マリオカートを4レースやったら、あとはひらすらマイクラ(マインクラフト)、という感じでした。

マイクラに3月からハマって2ヶ月弱

約2ヶ月の間、家族3人でマイクラにハマっていました。

妻はスマホでマイクラをしているので、違う世界で1人で楽しんでいますが、ボクと息子は同じ世界でマイクラを続けてきました。

同じテレビを分割して、同じ世界で遊ぶことができます。

楽しみ方が無限大なので、本当に色々なことができるゲームなんです。

取り組み方が違う

ボクはひたすら「掘る」

息子はリアルな世界と同じように「作る」

同じゲームなのに、楽しみ方がまるで違います。

具体的には、ボクは地下深くまで掘って行って、とにかく貴重な鉱石である「ダイヤモンドを見つける」ということに楽しみを見出していました。

とにかく「効率重視」なので、家はなくてもいいし、ベッドは屋根がない屋外でもいいし、チェスト(宝箱みたいなもの)も屋外でもいいし。

とにかく現実の世界の常識なんて無視して、「効率」のみ重視して掘ってきました。

その一方で息子は、家を作ったり、畑を作ったり、農場を作って繁殖させたり、村に線路を引いてトロッコに乗って遊んだり。

そんな風に、村を発展させることに重きをおいていました。

ボクが息子に与えたもの

そもそも村を見つけてきたのは、冒険至上主義のボクです。

息子が行きたがっていた「ネザー」という地下の世界に行けたのも、ボクがたくさん石を掘ってきたからです。

息子が行きたがっていた「森の館」に行けたのもボクが探検したからです。

「海の神殿」もそう。

息子が効率よく掘れるようにダイヤモンドの道具を作ってあげたり、ダイヤモンドの鎧とか、そんなのを好きに作れるだけダイヤモンドを掘ってきたのもボクです。

今、ダイヤモンドは200個以上あります(笑)

息子が求めるものをボクが持っていて、いつも息子から喜ばれていましたし、羨望の眼差しで見られていました。

ダイヤモンドの掘り方を教えてあげて、自分で発掘する喜びを教えてあげたりもしました。

ダイヤモンドを1個掘ると、3個にも4個にも増えるツルハシを貸してあげたりもしました。

息子が迷子になっていたら、座標の読み方を教えてあげたり、実際に助けに行ったりもしました。

息子がボクに与えてくれたもの

息子を村に置いて冒険に出たがるボクに、息子は付いてきません。

楽しみ方が違うからです。

それに、外の世界に出て行って、危険なことに巻き込まれることは、あまり好きではないようです。

でも、そんな冒険の1つに出るためには「村人との取り引き」が必要だということに気付きました。

そこで、それまでに息子が作物を栽培したり、村人と取り引きしてきた経験が役に立ったのです。

それ以外にも、様々な道具を作る方法や、それの使い方。

馬をつかまえて、手綱で村まで連れてきて、飼育したり乗ったり、そのままよそ見して溶岩に落ちたりする経験をさせてくれたり。

チェスト(宝箱のようなもの)が増えすぎて困っていたら、額縁を作って貼っておくと中身がわかることを教えてくれたり。

息子がボクに何かを教えてくれる時は、それはそれは得意気な様子をしていました。

あんなに夢中だったのに

そんな感じで、寝ても覚めてもマイクラな日々を過ごしてきた約2ヶ月間。

どうやったらあのアイテムを取れるのだとか。

最後のボスのドラゴンはこうやって倒そうよ!とか。

ボクからすると、「もうマイクラの話はいいんじゃないか」って思ってしまうほど、マイクラについて熱く語りかけてくる日々が続いていました。

4月30日になるまでは。

スプラトゥーンがやってきた

4月30日の15時から1週間限定で、Nintendo onlineの無料体験が始まりました。

そこでは、息子が少し前からものすごく楽しみにしていたゲームができるようになります。

それは「スプラトゥーン」というゲームです。

どんなゲームかというと、床や壁にペンキを塗りまくって、相手チームよりもいかに多くの面積を塗ることができるかを競うゲームです。

やってみると・・・

めちゃくちゃおもしろい!

これは、大人でも子どもでも楽しめるすごいゲームだ!と思いました。

で、案の定、4/30(木)、5/1(金)と、マイクラには一切目を向けることなく、スプラトゥーンにハマった2日間になったのでした。

たしかにおもしろいんですよ。

ボクだって熱中してしまうくらいですから。

公園の帰り道に何気なく聞いてみました。

ボク「もうマイクラはやらないの?」

息子「やらない」「だってスプラトゥーンがめっちゃ楽しいんだもん」

もうまったく興味がなくなってしまったかのようです。

でもまあ、いずれマイクラに戻ってくるのかもしれないな。

そんな風に感じています。

村には息子はいなかった

そんな感じで、寝るまでスプラトゥーンを交互に楽しんで、息子が寝た後の時間のことです。

久しぶりに(と言っても2日ぶりくらいなんですけど)マイクラやるかな、と思って村に入りました。

息子がメインのゲームなので、2分割された画面の左側には、村の外の遠いところで息子が立っている絵が表示されています。

ボクは村の中に入って、ひととおり前の作業の続きをしていたんですが、ふと感じてしまったんです。

「息子はもういない」と。

もちろん、ゲームのキャラクターとしてはそこにいるんです。

でも、あんなに一緒に熱中していた息子がもういないのか、と感じてしまって、モーレツにさびしい気持ちになってしまったんです。

まさにそこは村ですし、「村に息子がいない」が「もう家に息子が住んでいない」状態まで連想されてしまって、えも言われぬ寂しさに襲われました。

あんなに一生懸命に作った額縁

しかも、呆然として画面を見つめるボクの目に映るのは、息子が得意気に造ってくれた「額縁」

チェスト(宝箱のようなもの)の中身がわかるように貼り付けてある「額縁」です。

「額縁はね、こうやって作るんだよ」

「馬はね、手綱があれば連れて帰って来れるんだよ」

「これとこれを組み合わせると、こんな道具ができるんだよ」

ほんの2ヶ月弱、マイクラを通じた息子とのやり取りが、たくさん思い出されて、涙が止まらなくなってしまいました。

息子が興味があるものに全力で向き合おう

マイクラの熱中が終わって、今はスプラトゥーン。

公園に行けばブランコしかしないくらい大好きだし。

いつも子どもは興味があるものがコロコロと変わっていくこともあったり、なかなか変わっていかないこともあると思います。

そのすべての時間が、かけがえのない時間なのだということ、わかってはいるけど、ないがしろにしてしまってきたことがたくさんあったと思います。

それが、「ボクにとって好きか嫌いか」ではなく、「ボクにとって楽しいかどうか」ではなく、「息子にとって興味がある」のだから、それに対してちゃんと向き合っていこうと思いました。

やっぱり、これを書きながら涙が止まらないので、部屋のドアを締めてこっそりと書いています。

最近こんなことで泣いてばっかりですし、小学2年生なんだから時期尚早な気もしますが、でもやっぱり、「父親が息子と遊べる時間はそう長くない」んだと思います。

今回は、「息子がいつまでも父親と遊んでくれると思うなよ」ということに、ゲームを通して改めて気付かされたことについて書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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