こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
「東海林と縁ある人のお仕事紹介」をしていくコーナーです。
今回は北千住にある「こそだて喫茶cotoca」の改田さん夫婦に話を伺ってきました。
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こそだて喫茶cotocaとは
【東海林】
こんにちは!
いつもありがとうございます!
改田さん夫婦とは、2018年の4月頃からのお付き合いですよね。
今日はインタビューをよろしくお願いします。
早速ですが、コトカさんはどんな店かをおしえていただけますか。
【友子さん】
親子向けの喫茶店です。
一軒家を改装した店で、靴を脱いで入るスタイルです。
お母さんたちはご飯を食べられたり、スイーツやお茶もありますし、お子さんはそのまわりで、おもちゃで遊べます。
大人と同じ内容の「お子様プレートランチ」も用意しています。
量を少なめにして、値段も抑えたプレートにしています。
【東海林】
子どもは「大人と同じもの」を食べたがったりするので、内容が同じというのは親にとっても嬉しいですね。
無農薬野菜を中心とした食べ物へのこだわり
【東海林】
他の親子カフェと違うところはどんなところですか?
【友子さん】
1つは、食べ物にこだわっていることです。
まず、「野菜には農薬が付いていない」と聞いたら安心できますよね。
野菜そのものがおいしければ、野菜が苦手なお子さんでも食べるんです。
小さいお子さんは本当に、本能や味覚に長けているので、野菜の本来の味を知る良い機会にもなると思います。
【昌寛さん】
味噌汁は昆布だしと野菜を重ね煮して入れた、シンプルなものです。
それと、セイロでの蒸し野菜。
自然な野菜だとお子さんも喜んで食べることを、お母さん、お父さんにも知って欲しいなぁと思います。
一般的な親子カフェでよくあるメニューは、見た目にも楽しそうだったりするので、子どもは喜んで食べます。
でも、栄養はどうかと考えると「?」が付くこともあるんじゃないかと思います。
体は食べるものでできている
【昌寛さん】
食べるもので体ができますし、不思議なことに、思考さえも食事で作られると言われています。
だから子どもには特に、良いものを食べて欲しいですね。
たとえば、砂糖を多めに摂るような子どもは、感情の起伏が激しくなってしまって、興奮したと思ったら、収まったり、落ち着かない子になるとも言われています。
大人になってから、躁鬱病になる可能性が高まる、とか。
食事メニューの玄米プレートランチは、体に入った毒を出してくれるような内容になっています。
食品添加物や遺伝子組み換えなどは、気を付けていても完全になくすことは難しいと思うんですよね。
そこで活躍するのが玄米や味噌。
排毒作用があると言われているので、昔の日本人の食生活は理にかなっていたんだと思います。
モンテッソーリのおもちゃ
【友子さん】
もう1つはモンテッソーリのおもちゃです。
意味があるおもちゃなんですよね。
木のおもちゃとか、ガラスのおもちゃも本物です。
「扱いを間違えると壊れる」ということを知って欲しいから、本物を置いています。
基本的には「子どもの力を信じて見守ってほしい」という考え方です。
子どもが主役であり、親も物も子どもにとっては環境の一部でしかありません。
一般的には、大人があれこれ口を出しがちだと思うんです。
でも基本的には子どもが何をするにも、「それをする理由」があります。
親からすれば困った行動だったりでさえも、何かを学んでいる瞬間なので、見守って見極めて、知る、ということが大事です。
子どもの考えがわかると楽しいし、子どもを伸ばすことにもつながります。
そういう育て方、関わり方をして欲しいなというのが私たちの願いです。
2人の前職
【東海林】
ところでお2人は、前職はどんなお仕事をしていたんですか?
【友子さん】
印刷会社とデザイン会社の企画営業です。
【昌寛さん】
はじめは、公共工事のコンサルティング会社にいました。
外構工事の会社で現場監督兼お手伝いなどの仕事です。
次にプログラマーになってみたり、それから父の自動車部品の輸出入の会社で働きました。
【東海林】
お2人とも、全然違う仕事をしていたんですね!
cotocaを始めようと思ったきっかけ
【東海林】
では、どんなきっかけでこの仕事をしようと思ったんですか?
【友子さん】
元々夫婦で「カフェをやりたいね」という話をしていたんです。
でも私自身も「バイトはしたことがある」程度だったので、やり方もまったくわからなくて。
でも、こうやって本当に実現できたのはうれしいですね。
【昌寛さん】
僕はスイーツを作るのが好きなんです。
以前、オーストラリアに行った時に、チーズケーキが何種類もあって驚いたことがありました。
あちらは基本的にベイクドチーズケーキなんです。
チョコレートとか、マンゴーなどカラフルなケーキがショーケースに並んでいるのを見て、「これは日本では見たことがないから、店で出したらおもしろそうだなぁ」って思いました。
その時から、「いつか自分で店をやってもいいかなぁ」と漠然と思っていたんですよね。
【友子さん】
私にも娘ができたのが大きかったですね。
妊娠して出産して子育て、となった時に、一軒家はあるので、「ここを開放して何かしたいな」と思っていたんです。
チーズケーキは取りやめにした理由
【昌寛さん】
妊婦さんや、授乳期のお母さんには、乳製品は体への負担が大きいので、チーズケーキを出す案はなくなっちゃったんですけどね(笑)
【東海林】
へぇ!それはどうしてですか?
【友子さん】
なぜかというと、乳牛はたいてい、妊娠、出産していないのに母乳が出るように、ホルモン剤を打たれています。
牛乳も「牛が食べたもの」から作られていますからね。
北千住は飲食店は多いんですが、子連れで安心して行ける店がなかったんですよね。
だから「ないなら作っちゃえ~!」と、自分が欲しかった店を目指したのが「cotoca」です。
子どもは子どもの時間を、大人は大人の時間を。
そんな風に自然に過ごせる店を作りました。
【東海林】
なるほど~!そのような経緯があったんですね!初めて知りました。
では、どのような思いで仕事をしているか伺えますか。
仕事に対する思い
【友子さん】
子どもは、生まれ持った才能そのままに生きていくことができます。
親御さんにはそれを邪魔せずに、見守っていただきたい。
また、そういうことに気付くきっかけになってほしい、という思いでいます。
【昌寛さん】
「こういうところがあってよかった」と言ってくれるお母さんがたくさんいるとうれしいですね。
【東海林】
素晴らしいですね!そういう話は聞いたことがありましたが、実践されているとは!
コトカさんは、どのような人の役に立てそうなお店ですか?
どのような人の役に立てるか
【友子さん】
「行く場所に困っているお母さん」に喜んでもらえると思います。
まだ幼稚園などに行く前のお子さんがいると、ご主人が出かけた後、帰宅するまでの時間、「子どもとどうやって関わっていこう?」と漠然と不安を抱えながら、日中はひとりのお母さんも多いと思います。
子育ての方法を知らなかったり、誰かが教えてくれるわけでもなかったりしますし。
ここに来てもらえば「子どもはこうやって遊ぶんだ!」とか、「こんなことまでできるんだ!」とか、自分の子どもなのに、初めて知ることがきっとあるはずです。
学びを持って帰れる場所だったり、安心して行ける場所でありたいですね。
【東海林】
たしかに、「自分と子ども」だけの遊びではわからない、「え~!そんなことできるの?」という発見、よくありますよね。
最後に読者のみなさんにひとことお願いします。
最後にひとこと
【友子さん】
たまに「1組でも行っていいんですか?」と聞かれることがありますが、もちろん大丈夫です。
北千住はアクセスがよく、駅からアーケードが続いているので、ベビーカーでもほぼ濡れずに来られます。
開店から1年が経ち、おかげさまで、満席の日も増えてきました。
なにぶん小さい店なので、ご来店の際は予約をしていただくと安心です。
食事方法も、子どもとの関わり方も、私たちなりの思いがあり、多くの人に伝えていきたいと思います。
でも、それを取り入れるかどうかは親御さんの判断なので、1つの考え方として受け止めていただけると嬉しいです。
【東海林】
インタビューをしてみると、初めて知ることがたくさんあっておもしろいですね。
本日はありがとうございました!!
今回は、北千住の「こそだて喫茶cotoca」の改田さん夫妻に話を伺ってきました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
こそだて喫茶 cotoca
https://cotoca-senju.jp/
◆電話 03-6320-2736
◆営業時間 9:00~17:00(日・月・祝休み)
◆HP https://cotoca-senju.jp
◆東京都足立区千住2-18(北千住駅西口徒歩7分)