スターバックスのマイストアパスポートのスタンプ
スターバックスのスタンプを集め始めたのは、たしか2022年ごろ。
最初は「気づいたら少し溜まっていた」それくらいの感覚でした。
アプリを開いたらスタンプが増えていて、へえ、こんなのあるんだな、くらいの軽さで。
特に集めようという意識もなく、ただスタバを使っていただけでした。
そこから少しずつ意識するようになり、本格的に集め始めたのが約3年半前になります。
きっかけは大したものではなく、「せっかくあるなら集めてみようかな」という、ごく軽い理由。
でも今振り返ると、このスタンプ集めは単なる趣味というより、いつの間にか自分の行動や旅の選び方そのものを変えてしまう存在になっていました。
スターバックスのスタンプって、そもそも何?
スターバックスには、各店舗ごとに専用のデジタルスタンプが用意されています。
スターバックスカード、つまりスタバのアプリで1円以上の買い物をすると、その店舗のスタンプが1つもらえる仕組みです。
コーヒー1杯でもいいし、お菓子とかお土産でもOKです。

スタンプのデザインは、そのお店の外観や内観をモチーフにした一色刷り。
そこには店名と、スターバックスでは「パートナー」と呼ばれているスタッフさんのひと言メッセージが入っているのが特徴です。
このスタンプが意外とよくできていて、眺めているだけで、その店の雰囲気や立地、訪れた時の空気感がふっとよみがえってきます。

さらに、店舗スタンプだけでなく、都道府県で初めて利用した場合にもらえる都道府県スタンプ。

関東全県制覇などでもらえるエリアスタンプも用意されています。
集まってくると「もっと集めたい!」となる顧客の囲い込みという意味で、うまいマーケティングだなぁって思います。
1人で作業する時などは、他のチェーンのカフェにはほとんど行かなくなりましたからね。
全国2,095店舗。現在のスタンプ数は748
2025年12月31日現在、日本全国のスターバックスは2,095店舗あります。
そして現在のボクのスタンプ数は748個。
全国に対する進捗は約35.7%。こうして数字にしてみると、自分でも「結構いってるな」と感じます。
ちなみに僕はANAのマイラーなので、スタンプの存在に気づく前までは、スタバでの支払いはほぼすべてANAカード決済でした。
マイル優先の生活をしていたので、それが当たり前だったんです。
でも今思うと、スタンプ的にはだいぶもったいなかったなと思います。
あの頃からアプリ決済にしていたら、今とはまた違うスタンプ帳になっていたかもしれません。
47都道府県スタンプは46まで来た

都道府県スタンプについては、47都道府県中46都道府県を制覇し、残りは山形県のみというところまで来ました。
千葉県在住ということもあり、千葉県内のスタンプはほぼ集め切っています。
残るのは成田空港の保安検査後エリア。
ふだんはANAのマイラーなボクがわざわざJALの大阪行きのチケットを買って保安検査を抜けると、そこにはスタバは無いのでした。
スタバがあるのは、国際線の保安検査後なのでした。
つまり海外に行かないとゲットできないんです。
そんな失敗もありつつ、千葉県ではそのスタンプ1つだけまだゲットできていません。
ところが2024年12月24日に千葉ペリエ4階店がオープン。
その結果、千葉県は残り2店舗になりました。
ゴールが見えたと思ったら、少しだけ先に延びる。
スタンプ集めをしていると、こういうことがよく起こります。
ニョキニョキとタケノコのようにスタバの新店舗が次々に生えてくるので、もしかしたらゴールなんていうものはないのかもしれません(笑)
国内旅行にはほとんど興味がなかった
ここで正直な話をすると、ボクはもともと海外旅行が大好きで、国内旅行にはほとんど興味がありませんでした。
どうせ行くなら海外でしょ、という感覚。
知らない言語や文化に触れる方が刺激的だと思っていました。
ところが、スタンプを集めるために出かけた国内の旅が、これが驚くほど良かった。
正直に言うと、期待はほとんどしていなかったんです。
でもそこにあったのは、想像していなかった体験でした。
見たことがない景色、食べたことがないうまいもの、その土地に行かないとできない体験。
日本の各地に、そんなものが普通に残っている。
スターバックスがなければ、きっと一生行かなかっただろう都道府県。
でも「スタンプを取りに行く」という理由があるだけで、足を運ぶきっかけが生まれる。
そして行ってみると、そこにはちゃんと行った意味がある。
スタバのおかげで、行きたいとも思わなかった都道府県に行き、結果として忘れられない出会いや体験をすることができています。
東京427店舗「全部行ってみよう」と思った理由
東京都内には427店舗のスターバックスがあります(2025年12月31日現在)。
気付いた時には、7割くらい集まったなという感覚でした。
充分じゃないか、と思っていたはずなんです。
でもある日ふと、ここまで来たなら東京のスタバ全部行ってみようか、と思ってしまったんですよね。
東京にはすでに閉店してしまった店舗もありますが、スタンプは消えずに残っています。
正確に言うと、スタンプ帳の中に静かに存在し続けている感覚です。
その中には、もう実際には行くことのできない店舗のスタンプも含まれています。
今からスタンプを集めようと思っても、もう二度と手に入らないもの。
銀座コリドー通り店、北村写真館店(新宿)、田町駅南改札内店、虎ノ門2丁目タワー店、新宿ミロード5階店。
この5店舗は、すでに東京の街から姿を消しました。
建物が変わり、人の流れが変わり、街が更新されていく中で、これらの店舗は役目を終えました。
でもスタンプ帳の中では、今もそのまま残っています。
もう一度行くことはできないけれど、スタンプを見ると、その店の空気や当時の自分の状況がふっとよみがえる。
12/24:ひばりが丘から20店舗。残り76店舗へ
12月24日クリスマスイブ(笑)
そんな日に、車で千葉からひばりが丘まで行って、小平、青梅、武蔵村山、立川、福生、昭島、日の出町まで東京の最西端を総ナメしてきました。
そのついでに秋川渓谷の温泉にも入ってみたり。
駅前の店舗もあれば、ロードサイドの店舗もある。
同じスターバックスでも、街が変わると役割も空気もまったく違います。
この日は1日で20店舗を巡り終えて、訪問済みは351店舗。
東京都427店舗中、残り76店舗というところまで到達しました。
数字としては一気に減ったように見えますが、体感としては「ようやく見えてきた」という感じでした。
そこから4店舗~更に12/30に12店舗
その後、日を分けてさらに4店舗を訪問。
そして12月30日、まとめて12店舗を巡ったことで、訪問済みは367店舗、未訪問は60店舗という状態になりました。
ここまで来ると、達成感よりも「さて、どう攻めようか」という感覚の方が強くなってきます。
管理はGoogleマップで(スタバさん、ここ改善してほしい)
正直ここまで来ると、どこに行ったかもう分からない、という状態になります。
スターバックスのアプリでは店舗の位置や店舗情報は分かるのですが、その店のスタンプをすでにゲットしているかどうかは分からない。
なので今はGoogleマップで、「行った店」と「行っていない店」を色分けして管理しています。
近くを通ったときに「まだ行ってない店がある」と分かるだけで、ちょっと寄って行こうかなって行動が変わります。
スターバックスさん、ここは本当にアプリでも「訪問済み」「未訪問」が分かるように改善してくれたら嬉しいです。
スタンプ集めの、ちょっとしたご褒美
このスタンプ集め、集めても何ももらえません。
ポイントも割引もコンプリート特典もありません。
完全に自己満足な趣味です(笑)
それでも続いている理由は、たまにもらえる人のリアクションです。
「えええっ!そんなに集めてる人、初めて見ました!」
その小さな驚きが、この趣味のご褒美になっています。
集めていたのはスターウォーズとトイ・ストーリー
昔のボクは、スターウォーズやトイ・ストーリーのフィギュアを集めるコレクターでした。
遊ぶ用、飾る用、保存用なんて分けて集めていた時期もあります。
でも物は場所を取るし、手放しても大した金額にならない。
そんな経験をした今では、日々断捨離をするようになっています。
モノを捨てまくると今度は、買う時に「これは本当に必要か?」と考えるようになり、モノが増えにくくなって良いのでオススメです。
その点、スターバックスのスタンプはスマホの中に収まり、形がなく、思い出だけが残ります。
コレクター気質だけど、モノは増やしたくない人には、ちょうどいい趣味だと思っています。
最後に
今回は、スターバックスのスタンプ集めをしている話を書きました。
いやぁ!スタバには旅をするきっかけを与えてもらって本当に感謝しています。
スタバスタンプのためだけに、ほんのちょっと足を踏み入れただけの県もわずかにあるので、そこをまた訪れる楽しみもあったり。
今目指すのは、あと60店舗で東京制覇と、山形県に行って全都道府県制覇。
これからも焦らず、でも楽しみながら進めていきます。
スターバックスのおかげで今日もまた、行くつもりじゃなかった場所に行って新しい体験をしていくのでしょう。
また進捗、書きます。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。






















































