野球は楽しく~「うまくなりたい!」という気持ちこそがうまくなる原動力|服部泰卓さんの考え

こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は、野球の指導について、モヤモヤが晴れたことがあったので、書いてみます。

野球指導は楽しく?厳しく?

息子が少年野球チームに入ってから、ずっと気になっていることがありました。

それは、指導する大人は楽しく盛り上げた方がいいのか、それとも、厳しくやった方がいいのか。

もちろん、どちらか一方だけというのは極端な話だと思います。

だから「アメとムチ」と言われるように、両方を使い分けるのもいいのかもしれないと思っていました。

先輩コーチの意見

「基本的には、盛り上げて、楽しくやったらいいと思っています。」

「でも、締めるところは厳しく締めないと、遊んじゃうから、厳しさも大切なんです。」

基本は楽しくだけど、厳しさも必要ということですね。

たしかに、小学校低学年の子どもたちは遊びたい盛りで、練習の合間にはもちろん、練習の最中にもふざけて遊び始めたりしています。

だから、そういうもんなのかぁ。と思っていました。

少年野球チームの仲間で地元でコーチをしている友人の意見

とーかいりんは小学2年から、我孫子市の「リトルイーグルス」という少年野球チームに入っていて、中学3年の野球部まで、ほぼその時からの同じメンバーで野球をしていました。

その頃の何人かは、今でも年に何回か飲んだり、家族で忘年会をしたりします。

気のおけない、飾らずに何でも本音で言い合える、そんな素晴らしい仲間たちです。

そのうち2人は、自分の息子たちを指導するために、何年も前から、自分の出身チームである、リトルイーグルスでコーチをしているんです。

彼らの息子たちは、中学1年から下は3年生まで、ボクの息子から見たらお兄ちゃんたちばかり。

たまたま、大会で彼らに会って、チームの子どもたちを応援する姿を見て、カルチャーショックを受けました。

だって、めちゃくちゃ大きな声を出して、とにかく盛り上げて、勇気づけて、子どもたちがずっと盛り上がっていられるように、めちゃくちゃ応援していたんですもん!!!

聞いてみたら、「子どもたちは一度落ち込むとそのままズルズルいってしまうから、とにかく盛り上げることが大事なんだ。低学年は特にね。」

って言ってました。

なるほどなぁ~!

しばらく見ていて、多少は厳しく言うのかと思っていたら、全くそんなことはなくて、ずっと励まして、盛り上げていました。

それはそれは印象的な出来事でした。

こんな指導には疑問

「何度言わせりゃわかるんだよ!」とか、

「やる気ないなら帰れよ!」とか、

ソレ言って上達するの?と思うような指導(指導?怒りを発散しているだけ?)には大いに疑問です。

隣で練習している上級生のグラウンドからは、人格否定までいかずとも、子どものやる気を削ぐような、そんな厳しいコトバが次々に聞こえてきます。

自分の息子にそんな言い方をされたら、黙っていられないんじゃないかと思うような酷いコトバも聞こえてきます。

たしかに、ボクが小学2年から高校3年までの野球部生活を送る中では、そういった指導方法は当たり前でした。

エラーをしたら、外野からホームまでダッシュしてきて、ノックバットの自由落下を頭頂部で受ける。

これ、めちゃくちゃ痛いんですよ。

てめー!このやろー!とか言われて、

すいませーーーーん!!!とか謝ったりして。

昔は、そういう熱血指導は当たり前だったし、何の疑問も持ちませんでした。

そういうもんだと。

かといって、顧問の先生や監督を恨んでいるかと言ったら、そんなことはありません。

むしろ、怒られていたその瞬間は「怖いなぁ」って思っていたけど、今になって思うと「本気で向き合ってくれていたんだな」、と感謝の気持ちさえ持っています。

だけど、それを自分が子どもたちにやるかというと、絶対に、とは言わないまでも、やらないつもりではいます。

だから、5月からの3ヶ月は、もやもやしていました。

でも、昨日、答えの1つが見つかったので、すっきりしたんです。

その前に・・・

桑田の教え

指導方法について何かヒントはないかと、監督からオススメされた「ラストイニング」というコミックを読み進めています。

あと、You Tubeを見る時間も増えています。

そんな中、既成概念が覆される、こんな動画を発見!

たしかに、桑田さんは理にかなっているし、とっても良いことを言っています。

桑田真澄の「間違いだらけの野球の常識
https://youtu.be/XUGPF0wlIbU

桑田真澄の「間違いだらけの野球の常識」~正しいキャッチボールの教え
https://youtu.be/7BP5vif_QkY

オフィシャルブログにもこんな素晴らしいことが書いてありました。

野球に限らず、指導者の方には是非読んでいただきたい。

日本中、何百というチームを見てきたけど、
子供達を怒鳴り散らしている指導者ばかり。
怒鳴らないと理解してもらえないほど、私には指導力がないんですと、
周りに言っているようなもんだよね。
そんなことも、わからないのかね?
恥ずかしいというか、あまりにもひどすぎるよね。

そりゃぁ、叱らなければいけない時もあるよ。
でも、試合中、練習中、最初から最後まで、怒鳴ることないよね。
その情熱は、素晴らしいと思うんだけど、方向が間違っているよね。
それだけ情熱があるのなら、もっと勉強して知識を身につけるべきだよね。
もっと怖いのが、知識はあるけど、その知識を間違って使っている指導者だよね。

どちらのタイプの指導者にも、
他人の大切な子供を預かるんだから、最低限の知識を身につけ、
知識があるのであれば、正しい方向に使ってほしいよね。
このことを、声を大にして、お願いしたいし、そろそろ「気が付いて」ほしいね。

何度も言いますけど、
ボランティア精神で、子供達を指導する熱意は、本当に素晴らしいですよ。
でも、熱意だけでは指導してほしくないし、
安全対策や怪我予防などにも、最善の注意を払わなければいけないんですよ。

また、学生は、勉強もしなくてはいけないんですよ。
一日中練習して、寝る時間もなくて、どうやって勉強するのですか?
ダラダラと長時間、意味のない練習をしている時間があるのなら、
効率的、合理的な練習メニューを考え、
短時間集中型の練習をして、残りの時間を勉強や遊びに充てるべきですよ。
成長過程で、学生時代の勉強と遊びは、大切な要素なんですよ。

何事も、バランスが大事なんですよ。
トレーニング、栄養、休養のバランス。
野球、勉強、遊びのバランス。

それに、人間は、溜め込むことはできないんですよ。
投げ込み、打ち込み、走り込み。
すべて迷信です。
「気が付いてください」
昔を思い出してください。
投げ込みして、何が溜まりましたか?
走り込みして、何が溜まりましたか?
打ち込みをして、どうでしたか?
溜まったのは、疲労だけではないですか?

そんなに身体に負担をかけなくても、
少しずつ、コツコツと積み重ねていけばいいじゃないですか。
食事だって、3食毎日食べるから健康でいられるんでしょ?
一度に1カ月分食べると体壊れますよね。

考えてみてくださいよ。
自分だって6時間も7時間も、集中して練習できないでしょ?
試合で、毎打席ヒット打てないでしょ?
いつも、完封できないでしょ?
エラーだってするでしょ?
プロ野球選手だって、エラーするし三振するし、ホームランだって打たれるんだから。
子供達が、そうしたって当り前じゃないですか。
何で怒るんですか?
怒鳴るんですか?
その前に、ミスしたプレーを分析し、解説してあげるべきですよ。
そして、次は、どうしたらいいのかを教えてあげるべきですよ。
そう思いませんか?
僕の考えは、甘いですか?

少年時代、練習に行って殴られなかった日は無いくらい、怒られ殴られた。
朝から晩まで練習するのが当たり前の時代、
真夏でも水を飲めなかった時代だ。
耐え切れず、トイレの水や雨上がりにできた水溜りの水を飲んだ経験もある。
甲子園でプレーさせて頂き、ジャイアンツで、そしてメジャーでも投げさせて頂き、 
野球というものを、ある程度は、熟知していると思う。
そんな経験をしてきた僕が、今の日本の野球指導者にお願いしたいことです。
厳しい言い方かもしれないけど、
「気が付いてください」「気付いてください」よ。

自分に甘くそして、優しく、子供達に厳しい指導者は要らないですよ。
たばこを吸いながら、ミーティングをするのは止めて下さいよ。
練習中に、煙草すら我慢できない弱い人に、何が指導できるんですか?
昼食に、ビールなど、アルコールを飲んで練習するのはよくないですよ。
夜まで、アルコールを我慢できない自分に甘い人が、子供達に何を指導するんですか?
不思議ですよね?
子供達を指導する前に、誰かに指導してもらってください。

なんか、終わらなくなってきたよ。
もう、家を出る時間なので、今日は、これで終わりにします。

最後に、
素晴らしい指導者も沢山いると思います。
僕が知らないだけで。
そう願っていますし、そうであって欲しい。
WBCの話からだいぶん離れましたが、
指導者としての、最低限のマナーや知識は、身につけてほしい思いから書きました。 
厳しい言い方かもしれませんが、
子供達のために、僕たち大人が率先して行動に移してみませんか?
その姿勢を見せていきませんか?

今までは、どうでもいいんですよ。
大事なのは、これからです。
人は、いつからでも、どこからでも、何度でも変われるんですよ。
やり直してみませんか?

http://web.archive.org/web/20090314025316/http://kuwata-masumi.cocolog-nifty.com/blog/2009/03/post-ea9b.html

たしかにそのとおり。

でも、何を基準にすればいいのだ。

それぞれ正しいことを言っているような気もするし。

人格否定はよくないことはわかるけど、厳しさも必要なのか?

と思っていた時に、ちょうど飲む機会があった、元プロ野球選手の話。

元千葉ロッテマリーンズの服部泰卓投手

最近仲良くさせてもらっている、服部さん。

本人いわく、「普通の体格で、高校も強豪ではなかった自分が、プロ野球の球団からドラフト指名をもらうためにはどうすればよいか。」と、考えに考えを重ねて野球を続けてきたそうです。

その結果、3球団からドラフト1位指名を受け、千葉ロッテマリーンズに入団。

現役当時は、ボクが外野席から「はーっとり!はーっとり!」って応援していたその人と、今では勉強仲間として、月に1度くらいのペースで楽しく飲んだりしています。

プライベートの服部さんは、家族思いで、おもしろくて、まわりに気配りができる、素晴らしい人なんです。

この日は珍しく、野球のことについて、掘り下げて聞いてみたりしていました。

そんな中で、ふだんからもやもやしていたこの「楽しくor厳しく」論について、疑問を投げかけてみました。

そうすると、即座に答えが返ってきました。

「怒られて、命令されて、恐怖で抑え込まれて『うまくなりたい!』って思えますか?」

「楽しくて楽しくて、『もっとうまくなりたい!』って思えたら、自分から、『どうやったらうまくなるか』を考えると思うんです。」

「だから、『楽しい』ということが大前提。」

なるほど~!

一気に腑に落ちました。

そんな服部さんがどうやってプロ野球選手になったか、徐々に書かれているブログの現在の最新記事はこちら

何を武器にして勝負する?
https://hattoriyasutaka.com/398/

今後は

もちろん、ボクだって厳しくなる瞬間も出てくるかもしれません。

他のコーチは厳しく言うかもしれません。

でもせめて、とーかいりんコーチの基礎の部分は、楽しく、勇気づけて、「野球楽しいなぁ!」って、子どもたちが自分から「うまくなりたい!」って思えるような、そんな関わり方をしていこうと思いました。

強く。

服部さん、とても元気が出る気付きをありがとうございました。

また教えてくださいね。

今回は、子どもに野球の指導をする時の心構えについて、腑に落ちたことを書いてみました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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