こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は3月に行ってきた、息子との2人旅第2弾!について書きます。
息子が小学校に入った時に、「1年に1度は息子と2人で旅に出よう!」と決めました。
その理由は、いつまで親子ですごせるかわからないから、というのがひとつ。
他には、こうやって2人で旅に出るのが当たり前になれば、高校生や大学生になっても、旅に出た時に、普段言えないような話をしたりして、息子とわかり合えるかな、なんて思ったからです。
そんなボクのわがままで行く2人旅に快く送り出してくれる、心の広い妻には感謝しています。
初めての2人旅について書いた記事はこちら
初めての「息子と1泊2人旅」から帰ってきて時間が経った今でもママに旅の楽しさを教えあげる息子に感激
https://rinsuke.com/first-trip-with-my-son/
今回のメインの目的地はツインリンクもてぎにある「キャンプビレッジ」に泊まること。
それだけはすぐに決まったんですけど、前後に何を組み合わせるか、計画を立てる時間も楽しかったですね。
そんな計画の中で見つけたのが、笠間焼きの「ろくろ体験」。
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笠間焼き体験
ツインリンクもてぎは常磐道の水戸インターを下りてから、栃木に入っていきます。
その途中で何かないかな?と思って探していると・・・
見つけました。
茨城が誇る笠間焼きの「ろくろ体験」。
はじめは、「息子にとっては陶芸なんて地味かな?」って思いました。
ボクはろくろで作ることに非常に魅力を感じて、見つけた瞬間に「やってみたい!」って思ったんですが、息子はどんな反応をするか・・・
どうやって伝えたら盛り上がるか・・・
と考えて、息子にYou Tubeでろくろを回す動画を見せると、ものすごい好反応(笑)
目を輝かせて「やりたい!やりたい!」って言ってました。
いや、こんなに熱い反応があるなんて思ってもみなかったのでうれしい。
茶碗、コップ、皿、猪口、片口
やってみたら、これが楽しいんです!
失敗しても補助(いや、大部分か?)してくれるし、歪んだのを戻してちょっと怒られるし(笑)、ボクも息子に負けないくらい楽しんでいたかも。
※ ろくろ用に空気を抜いてあるので、失敗したものを丸め戻して作っても、うまく焼けないのだとか。ちなみにそんな厳しく怒られたわけじゃないのでご安心ください。
息子もとっても楽しかったみたいで、
「めっちゃ楽しい!ママも来ればよかったのに!」
「思ったよりも簡単だった!」なんて言ってました。
出来上がったのはこの5つで、右下2つがボクので、日本酒を入れる片口と猪口。
左下2つは息子の茶碗とコップ。
右上の皿は息子が作ったんですが、左右非対称で、更に持ち上げる時にだいぶ歪んでしまったのでボツにするつもりでした。
でも、息子が自分で「処分する粘土コーナー」に持っていく途中で、「やっぱり焼く」とのこと。
「あまりうまくできなかった皿を無駄に焼いても・・・、1枚追加するとお金もかかるし・・・、送料もかかるし・・・」なんて考えが頭をよぎったんです。
でも焼く料金は1,500円だし、送料の上乗せもわずかだろう。
たった2,000円そこそこで「息子の大事な思い出」が1つ増えると思うと、安く感じたんですよね。
なんてケチくさいことを考えてしまったんだと反省しつつ、それも焼いてもらうことにしました。
2ヶ月後くらいに自宅に送ってくれるみたいなので、完成が楽しみです。
ちなみに、そのアシンメトリー(左右非対称)の皿は、「ママにプレゼントする」だそうです。
手打百藝 泰然で十割そば
そば笠間焼きの体験の近くで良い感じの蕎麦屋を見つけてあると話すと、「蕎麦屋ならカツ丼食べる!」と言っていました。
十割そばの店だし、そばにこだわっている感じの店だから、「カツ丼ないかもよ?」と話すと「えー」と、ちょっと残念そう。
行ってみると案の定、メニューは蕎麦のみ。
三種類のそばが少しずつ乗っている3種そばを注文。
天ぷらも2つずつのって、たったの850円というので追加。
カツ丼が食べたかった息子だけど、蕎麦がおいしかったようで、もりもり食べてましたね。
蕎麦湯にはそんなに興味なさそうだったけど、飲んでみたら、「うまい!」って言ってました。
何でも「やったことないからって避けてると損だからやってみるといいよ」って普段から言ってることが、「そのとおりだね」ってわかってくれたみたい。
そばおいしかったね。ママにも食べさせてあげたいね。って言ってました。
ツインリンクもてぎに到着
ツインリンクもてぎ14時ごろに到着。
チェックインまで時間があるので、遊園地に遊びにいくことに。
ワイルドレーサーという、低速なんだけど、ドリフトの技術がいる車に2回乗って、息子は2回とも1位。
ボクはまったく追いつけなかったんです。
その後に見学していたら、ドリフト前提のマシンだから、コーナーは「アウト・イン・アウト」ではなく「イン・イン・イン」で抜けられる。そのコース取りだと抜かれない。
ということのようです。
よく1回目から気が付いていたな。
迷路は頑張ったけど、強制的に出されてしまう失敗ルートで、時間的に再チャレンジ断念。
アスレチックは途中でいくつも分岐があって、3段階の難易度から選ぶようになっています。
簡単な方ばかり選んだとはいえ、20分でゴール。
最後の難易度3の、上が手前側にせり出すボルダリングも1度はあきらめて下りたけど、再度チャレンジして見事にクリア!
その諦めない姿勢に、思わず感動しちゃったよ。
遊園地を出る時に息子が言っていたこと。
「今日2つうれしかったことがある。」
「ワイルドレーサーで2回1位になったことと、アスレチックをクリアできたこと。」
だそうです。
とーちゃんは見ていて頼もしかったぞ!
焼くだけBBQ
さて、チェックインできる時間になったので、テントに向かいます。
テントは固定式(?)で設営済み。
テントの内部はこんな感じです。
ベッドが2つに冷蔵庫、テーブル、ソファなど。
テントの入口のチャックに南京錠で鍵をする、厳重なセキュリティ付きなので安心です。
テントの目の前にはこんなハンモックが。
BBQすべて準備済みでボクたちは焼いて食べるだけ。
でかい牛ステーキ、ラムチョップ、ソーセージ。
チーズフォンデュの具として、パプリカ、じゃがいも、しいたけ、ズッキーニ、バゲット。
焼きおにぎり。
全部食べきれないくらいのボリューム。
最初の肉からめっちゃうまいね!って連呼して、チーズフォンデュも盛り上がってました。
それに焼きりんご用の、りんご。
りんごはアルミホイルで3重に包んで、中火で30分。
ひっくり返して30分焼くと完成。
おなかいっぱいのはずなのに、よほど気に入ったのか、焼きリンゴはボクよりもたくさん食べていました。
これが体験としても、味としてもおいしくて、帰ってきてからも「ママに焼きりんごを食べさせてあげたいから、また栃木に行こう!」って言っているくらいです。
夜はこんな感じ。
BBQもひと段落して、お腹がいっぱいになってきました。
焼く前から、マシュマロは盛り上がっていたけど、焼いてみると超巨大で甘すぎて、ひとくち食べて「もういい」って言ってました(笑)
日中はとってもあたたかかったので、もてぎの夜を意外とナメてまして、ハーフパンツのままBBQしてたんです。
ブルゾン着て。
そしたらだんだんと、耐えられないくらい寒くなってきて・・・
離れた場所にあるお風呂
BBQで凍えた体をテントの中であたためようとしたけど、なかなか温まらず。
その冷えた体をあたために、風呂に行こう!と意を決してホテルに向かいます。
ホテルまで5分くらい歩くんですが、その途中で「ホテルがよかった~」と嘆いています。
あれだけテントとBBQにテンションが上がっていたのにな(笑)
でも、風呂に入ってあたたまると、帰り道は、「意外とテントまで近いね」ってご機嫌が直っていたのがおもしろかった。
そして翌朝
朝食のビュッフェでは、「サラダがめっちゃおいしい!」って言って、もりもり食べていたのが意外でした。
あんまり生野菜をもりもり食べるイメージがなかったけど、最近食べられるようになったのかな。
更にカレーも持ってきて、もりもり食べてました。
「この旅行に来てからご飯が全部美味しい!」って何度も言っていたのが印象的。
ふたたび遊園地へ
その後はすぐに、龍神大吊橋に出発する予定だったんですが・・・
朝食会場の外にあった「ハローウッズ」という森の遊び場のポスター。
そこに写っていた、「大空ブランコ」というブランコにどうしても乗りたかったようで、何時から乗れるか聞いたらあと1時間20分もある。
そんなにここで時間をつぶして待つのはもったいないし、午後に予定していた大洗の水族館には行けなくなるよ?って言っても、どうしてもブランコの方がいいらしい。
でもやっぱり、次の予定があるから断って、テントに移動するために車に向かう最中、この旅で最高に機嫌が悪くなりました。
「どうしてもブランコに乗りたい」と。
うーん、ちょっと考えました。「そんなに乗りたいのか」と。
そして、譲りました。
「そんなに乗りたいなら、1時間テントでSwitch(ゲーム)して待つか」と話すと、「え?いいの?」とパッと笑顔になる息子。
「ありがとう」ってうれしそうにお礼を言われました。
朝ご飯を食べた後の目的地は、予め息子には話してはありました。
でも、目的地に全部行くことが旅行の目的ではなく、息子と2人の旅を楽しむことが目的だから、変更があったっていいじゃないかって急に思えたんです。
ちょっとは大人になった父(笑)
で、ハローウッズの森に行って正解でした。
自然の森の中を歩きながら色んな話もできたし。
急な崖の横をあるきながら、「おれ、高所恐怖症なんだよって」しきりに言ってくるから、「人間は高いところを『怖い』って感じるから生きているんだよ」なんて話してみたり。
目的のおおぞらブランコに来てみると、なんとツインリンクのメインサーキットで、週末に行われるレースの練習走行をしているではありませんか。
コースからはかなり遠い分、いくつかのコーナーが見渡せます。
しかも無料で入れるエリアだし、子どもと一緒に遊びに来たファミリーには、もしかしたら思いがけない見学スポットになるかもしれないですね。
その後、行く予定がなかった遊園地で再度遊ぶことに。アスレチックは前日の20分という記録を「更に短縮する!」と言って、14分でクリア。
ワイルドレーサーはポールポジションを譲ってもらったのに、途中で抜かれて1位の座を渡してしまった。
非常に得意げ。
順位確定後のウイニング・ランの周で強引に抜いたら、モーレツに怒ってました(笑)
「1位なんんだからいいじゃん!」って息子に向かって言うボクも、息子と同じくらい子どもだったかも(笑)
けど、すぐに機嫌は直ったのでよかったよかった。
竜神大吊橋へ
遊園地で遊んだ後は、この日のメインの目的地である「竜神大吊橋」へ!
竜神大吊橋
https://ohtsuribashi.ryujinkyo.jp/
全長375mで本州最大級の長さであり、ダムの湖面からの高さ100mと、大迫力の橋のようなのです。
龍神大吊橋へちょうど昼くらいだったので、途中でご飯を食べられるところを見つけたら入ろうと言っていたが、そのまま熟睡。
もう吊橋に行ってしまえ~と思っていたら、吊橋のすぐ手前に、なにやらただものではない雰囲気の蕎麦屋らしき店を発見。
入口には「1人でやっているから時間がかかります」との看板。
満席だし、先に吊橋に行くことにしました。
どどーん!!!
到着すると、事前に写真で見ていた橋よりも迫力がすごい!
「えー!これ渡るの?」と、「怖いから渡りたくないオーラ」をじわじわ出す息子。
おなかをすかせた息子は、展望台にあるレストランで食べる気満々だったけど、ボクはなんとなく食指が動かない。
「せっかくここまで来たんだから、あの素敵な蕎麦屋さんに行こうよ」となだめて、橋を渡る方向へ。
どうやら渡る気になってくれたようです。
ボクも高所恐怖症なもんで、実はかなり怖かったですね。
橋には高めの手すりがあるとはいえ、この橋が崩落したら、100m下の、アスファルトのように硬い水面に叩きつけられると思うと・・・
無駄に想像力豊かになってはいけない時もありますね。
怖がる息子と固く手をつないで、こえー!と思う一方で、息子と手をつなぐなんて久しぶりだなぁ、とか思ったりして、それはそれで良い思い出になったかな。
橋の地面部分にはところどころ透明の板がハメ込まれていて、下が見えるようになっています。
東京タワーのあれとはまた違う怖さがあります。
あるところにこんなものが見えました。
そう、バンジーのジャンプ台ですね。
橋を歩くだけでも怖いのに、こんなところに降りるのは更に怖いのに、のにのにのに!
こんなところから下に向かって飛ぶなんて、勇者としか思えない。
いや、まったく勇者の中の勇者だな、まったく。
映像で見るのとはまるで違う恐怖を感じて、改めてジャンパーたちに畏敬の念を抱いた2021年春。
帰り際にこの橋の迫力を伝えたくて、うろうろしてみたけど、これが限界かなぁ。
この橋の長さと高さは、残念ながら写真ではまったく伝わらない~!
ということで、橋好きもしくは、ダム好きの方には是非行っていただきたい!と声を大にして言っておきます。
さて、たっぷりとスリルを味わっておなかがすいたところで、先ほどの店に戻ります。
食べログでちょろっと見てみたところ、元々阿佐ヶ谷にあった店が茨城に移ってきて、蕎麦を自ら作ったり、野草を収穫したり、なんだかすごい店のようだ。
土日は2、3時間待ちはざらなのだとか?
今回は平日だし、14時近かったので、なんとか最後のあたりに滑り込みできたらいいなという期待を込めて向かいます。
さてさて、どんな店なのでしょう。
慈久庵(じきゅうあん)で絶品そば
外観はこんな感じ。
建物から、ただものじゃない雰囲気がひしひしと伝わってきます。
運の良いことに、先ほど来た時に並んでいたお客さんが全組入り終わって、ボク達は、テーブルが片付き次第入れそうです。
メニューはこちら。
基本の冷たい蕎麦は食べるとして・・・
野草の天ぷらは食べてみたいと思ったので、店主に、もう一品注文するならどれがいいですか?と聞いてみたところ・・・
「地葱の天ぷらがいいと思いますよ」とのこと。
天ぷら&天ぷらだけど、こういう時はオススメを受け入れるに限る!と思っているので、そのままお願いします。
それに気になった「柿のうんてろ」も注文しました。
蕎麦は言うまでもなくうまい!
いや、蕎麦のうまいまずいはボクには正直よくわからないんじゃないかと思っているんですが、うまいもんはうまい!
それまで蕎麦をあまり自分から選んで食べてこなかった息子も、うまいうまい!って言いながらもりもり食べています。
天ぷらも満足だったようですね。
それに、前日の蕎麦の時に蕎麦湯のうまさを知ったせいか、この日は迷うことなく、蕎麦湯も味わっていました。
そして、お待ちかねのデザートです。
これが「柿のうんてろ」
熟した柿を凍らせて、半解凍にしたものだそうです。
いやぁ、これもまたうまし!
大満足で慈久庵を後にします。
家路に
そばを食べ終わり、車に乗って帰ろうとした時のこと。
シートベルトをしながらリアシートの息子に向かってなにげなく、「これで今回の旅も終わりだねぇ」「おうちに帰ろう!」って言ったところ・・・
リアシートの息子から反応がなく・・・
あれ?なんだか泣いている感じ?
「どうした?」って聞いても反応がないので、「さびしくなっちゃった?」って聞いてみたら・・・
「さびしくなっちゃった」って。
「まだおうちに帰りたくない」って。
「今日も明日も泊まろうよ」って。
涙声で言ってます。
なんてかわいいんだろう!って、息子のことがめちゃくちゃ愛おしくなりました。
ボクとしては、そんなに楽しんでくれたのかと思うと、ものすごくうれしかったんですよね。
やっぱり子どもにとっても「どこかに泊まる体験」というのは、特別なものなんでしょう。
「その気持ちわかるよ。ちったんも、バンコクから帰る時に、とってもさみしくて切ない気持ちになるもんね。」
「だからね、また旅に出たいって思うし、また次の旅に出ることが楽しみになるんだよ」
なんて話をしたら、寂しそうな顔は変わりませんでしたが、うんうん言ってました。
最後に
昨年思いついて「毎年やろう!」と決めた今回の旅も、とても素晴らしいものになりました。
昨年は横浜、今回は栃木と、家からの距離も少し延びて、内容も少し充実した感があります。
息子には1年ごとに少しずつバージョンアップしていこうね、と話したところ、最後は海外?なんて言ってます。
「最終的には日本の反対側にあるブラジルかな?」とか、「いや、それよりももっと時間がかかる国もあるな」とか、「距離じゃないな」とか、そんな話でも盛り上がりました。
こうして父と息子の2人だけで旅ができるのもいつまでなんだろうか、って思うと、1回1回の旅がとても貴重なものに思えます。
できる限り、この男2人旅を続けていきたいと思っています。
今回は、昨年に引き続き、今年も行ってきた、息子とボクの男2人旅に行ってきたことについて書きました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。