こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は、ディズニーシーで働いていた時のネームタグが間違っていた話と、ディズニーランドから、シーのオープンに合わせて異動した時の話です。
ディズニーシーのレストランを作りあげた男
はい。過剰表現をしました。
正確には、「とーかいりんはディズニーシーのグランドオープニングに、トレーナーとして関わった」という表現になります。
ディズニーランドの「れすとらん北齋」で働いていた頃に「ディズニーシーというものができるらしいぞ」という話が持ち上がりました。
その時に、「シーに異動したいかしたくないか」のアンケートがあり、好奇心旺盛なとーかいりんは迷わず「異動したい」という回答をしました。
当時、れすとらん北齋では3年半ほど勤務していて、ベテラン枠に片足を突っ込んだくらいの感じでした。
そのためか、シーにはトレーナー枠で異動してはどうか?と社員から打診があったんですね。
とーかいりんはレストランのホールでサービスをする、フードサービスキャスト。
いつも「キッチン」と「ホール」をつなぐポジションである、ベテランが入るポジション「ディッシュアップ」に配属されては、キッチンに吠えていました。
だからみんなからは、「あのキレゾウとーかいりんが、ついにトレーナー?」などと笑われたもんです。
当時は「ゲストのために」という情熱に燃えていたので、「キャストのため」なんてほとんど考える余裕がなかった、若造でした。
一緒に働く人も気持ちよく働くこと、これが大事なんて今考えると当たり前なんですけどね。
異動先発表
ある日、異動先のレストラン名が発表されました。
レストラン勤務のキャストは、シーでもレストランで働くキャストとしての異動でした。
レストランの名前はこんな感じです。
マゼランズ(う~ん、海っぽい!)とか、
れすとらん櫻(北齋みたいな和食レストランなのね)とか、
リストランテ・ディ・カナレット(イタリアンなのね)とか、
セイリング・デイ・ブッフェ(食べ放題の店なのね)とかとか。
わかりやすい名前のレストランと違って、とーかいりんの配属は・・・
SSコロンビアダイニングルーム
う~ん。
コロンビア?
南米?
ジャングル?
ディズニーランドでいうところの、ポリネシアン・テラス・レストランみたいな感じなのか?
なにせ、その場のみんなも情報がない。
世界中にあるディズニーのテーマパークですが、「シー」というテーマが世界初なので、何から何まで世界初。
そんな感じなので、情報が全くないのも当然ですよね。
同時に異動が決まった仲良し姉さんが、ポリネシアンな雰囲気だったのもあって、南米風なんだろうなぁ、と、どんどん連想ゲームが飛躍していって、それを疑うこともありませんでした。
フタを開けてみると、豪華客船の中のレストラン!
白いジャケットを着てサービスをする、シーの中では一番高価格帯のレストランだったんです。
高級感で言えば、「SSコロンビアダイニングルーム」か「マゼランズ」か、と言われていました。
南米のジャングルのイメージ(ちょっとがっかり)から、一転、豪華客船の中の高級なレストラン(やったー)。
この大きな大きな予想からのギャップは、ものすごく良いギャップで大喜びした記憶があります。
異動
2001年9月のオープンに向けて、3ヶ月前から、まずはトレーナーが異動して、トレーニングをしました。
イスもテーブルもないフッカフカの絨毯の上に、靴を脱いで座って、あーでもないこーでもないと、社員とトレーナーで話し合って、店を作り上げていく作業は、一生忘れることはない思い出です。
ある程度の骨組みは出来上がってはいたものの、1つのレストランの中身を順番に作り上げていく体験は、本当に貴重な体験だとあの時に実感していたのを覚えています。
その直後に、新規のキャストが入ってきて、トレーナーが教え始めます。
その後から、ディズニーランドからの異動キャストがやってきて、トレーニングを始めたんです。
「新規のキャストがシーでは先輩」「でもランドのキャストの方が色々知ってる」みたいな逆転現象が起きていました。
順番としては、ランドのキャストを異動させてから、新規のキャストを入れればよかったんじゃないかと思いますが、まぁ、今となってはどっちでもいいんですけど。
約1年働いた
2001年6月からトレーニングを開始して、9月にオープン。
そこから2002年8月まで約1年働きました。
今思えば、その間ずっとこのネームタグを付けて働いていたわけなんですが、誰にも気づかれなかったということですね。
ボク自身も気付きませんでした。
しかも、退職して10年後に、このネームタグをしまってあるのを発見して、その時に初めて気付いたんです!
この間違いに。
なんということでしょう。
ディズニーのネームタグは、名前がローマ字で彫られています。
なので、ローマ字で書くとアルファベットの数が多くなる人は、文字がぎゅっと詰まっているので、瞬時には読めないんです。
たとえば、「し」の「SHI」を使う、◯◯ばやしさんとか、長くなりますよね。
縦の棒ばっかりですし。
当時は「とうかいりん」の「う」を「U」として入れていたから、長めのローマ字表記になっていたとはいえ、誰にも気付かれなかったなんて、本当に驚きました。
今となっては、こうやってネタとして話せるので、ありがたい間違いではありますけどね。
当時、ディズニーランドの「れすとらん北齋」で一緒に働いていて妻にも、このことを知らせると「へえぇ~!そんなことあるんだね!」と大笑いしていました。
間違えることなどあるのか?というなんでもマニュアル化されたディズニーの管理下で、こんなこともあるもんですね。
今回は、ディズニーランドからシーへ異動した経緯と、退職10年経ってから初めて気付いた、ネームタグの間違いについて書いてみました。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。