息子との約束~ボクが思う以上に楽しみにしてくれていたという事実に改めて気付かされた

こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は息子とのと約束について書いてみます。

少年野球チームの大会

日曜日に、1年~4年までのジュニアチームの、少年野球の大会がありました。

1年生の息子はまだ試合には出られないので、1時間半くらい、みんなの応援。

この日は試合が終わったら、学校に帰って練習のはずだったんですが、追いつけ追い越せの接戦で、延長線に突入!

結果としては、1点差で負けてしまったんですが、とっても良い試合でした。

先週の練習の時とは見違えるほどのチームワークで、新米コーチとしては、うれしくなっちゃいましたね。いや~!ホントに良い試合!

ドキドキハラハラもさせてもらいましたし、本当にみんな頑張った!

最後に泣いている子もいて、その悔しい気持ち、きっと次につながるね。

終わってホームグラウンドに戻ったらちょうど、解散となる時刻でした。

この日はほとんど、というか、試合に出るメンバー以外はボールにすらさわっていなかったんですよねぇ。

間違いなく物足りない気持ちなんだろうなぁ、と思っていました。

案の定、帰り道に「公園で練習する!」と言い出しました。

ところが、空からは、パラパラと雨が降ってきています。

15分もやろうもんなら、ずぶ濡れになるくらいの感じだったので、その理由を言って、家に帰ろうって言ったんです。

突然の怒りの号泣

「なんで行かないの!」と大きな声で泣き出します。

理由は「濡れるから」「カゼをひきたくないから」「地面がドロドロだから」だよ、と冷静に伝えたんですが、納得してくれません。

どうしても野球がしたい息子は、「なんでいかないの!」と何度も何度も大きな声で聞いてきます。

3回くらい答えたところで、「行かない理由は言ったし、もうこの話はしないね」というと、今度は、

「なんで、話を聞いてくれないの!」と怒っています。

話を聞かない理由は、「理由を言っているのに、話し合いにならないからだよ。」と伝えて、そこからは反応せずに一緒にトボトボ家に帰りました。

冷静になってから、もう一度伝えると、うなずいていました。

ちゃんと話せば、ちゃんとわかってくれます。

怒りに怒りで応えても、どうしようもないですからね。

放課後の約束

その日は日曜日。翌日から月、火、水と、夜まで予定が入っていたので、木曜日に、「はやお迎え」して、公園で野球をしよう!と息子と約束をしました。

ありがたいことに、最近、仕事も含めてやりたいことが山盛りで、時間が本当に足りないんです。

家族の時間を最優先にしたい、と思いつつも、それが実現できていない自分に自己嫌悪になったりもするんですよねぇ。

もう、ほんとにどうしたもんか。

約束の木曜日は朝から雨が降っていて、夕方も若干の雨が残っていました。もちろん公園の地面は濡れているはず。

それに仕事もまだまだやりたいことがあるから、野球もできそうにないし、迎えに行った時に息子に説明して、仕事をさせてもらおうかな。

とそんな感じで自分の中ではほぼ決定事項でした。

息子に状況説明

迎えに行って家に帰る途中、仕事が終わらないこと、公園の地面が濡れていることを説明して、公園にどうしても行きたい息子に、めちゃくちゃがっかりされながらも、なんとか理解してもらいました。

車から降りて、玄関に向かう途中に、帰宅してきた妻にばったり会うと、息子は突然、妻のところに駆け寄って号泣。

わんわん泣いています。

公園に行きたいのに、行けないって言われた。わーん。

車から降りてくる頃には、納得して、落ち着いていたかと思ったのに、堰を切ったようにわんわん泣いています。

そのまま、仕事をしようとデスクに向かうと、ベッドに走り込んでいった息子の泣く勢いは、更に激しさを増しています。

こっちまで聞こえてきます。

見に行ってみると・・・それを見ながら寄り添う妻。困っちゃうよねぇ。

という表情で息子に同情しています。

そんなに楽しみだったんだ

と、その泣く姿を見て、はっとしました。

何気なくした約束を、日曜日から、そこまで楽しみにしていてくれたんだ。

もしかすると、月、火、水と、朝しか会っていないちったん

木曜日になったら家にいて、しかも公園で野球ができる!

そんな風に指折り木曜日が来るのを楽しみにしていたのかもしれません。

そう思ったら、仕事よりも息子との約束の方が大事だ!

と、こんな当たり前のことに気付かされまして、そのまま誘って、公園に行くことにしました。

その時の息子の、涙でぐしゃぐしゃなんだけど、少しだけうれしそうな顔を見て、なにやってんだオレは!と、息子との約束は大事に決まってるじゃないか!と改めて思ったんです。

公園にて

誰もいない夕方の公園の地面は、朝からの雨のせいか、びっしりと苔が覆っています。勢いをつけて踏ん張るとすぐに転びそうです。

でも、息子と2人で、バッティング練習をしました。

守備がいないから、打ったボールをピッチャーのボクが拾いに行って、その間は息子は素振りをするか、イメージでベースランニングをして、毎回ランニングホームラン!みたいなことの繰り返しです。

しばらくすると、キャッチボールしよう!っていうことなので、ボクは息子にワンバウンドのボールを投げて、それを捕れたり捕れなかったり。

今は正面に回り込んでしっかり捕る、という練習しています。

息子が投げてくるボールは、結構な勢いのあるボールで、グローブの芯で捕ってバチン!と良い音を出してあげます。

最初は「うーるーさーいー!」って言って笑ってましたが、最近は言わなくなりましたね。

そうこうしているうちに、20分くらい経ったころでしょうか。

大粒の雨がポツリポツリと降り始めたので、帰ることにしました。

ほんのわずかな時間でしたが、息子に「楽しかった?」と聞くと、「うん」と言っていました。

ボクが思っているよりも楽しみにしてくれていた

仕事だし、雨が降ったし、など、ボクとしては、合理的だと思っていた「理由」があったんですが、息子にとっては、そんなことより、ちったんと野球がしたい!と楽しみにしてくれていたんですよね。

その期待を、軽い気持ちで裏切るようなことをしてしまって、反省しています。

これからはもっともっと、息子との約束を大事にしていこうと思わされた、ある日の夕方の出来事でした。

今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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