ナヴァイオ~ギリシャの秘境ビーチ~20年来の夢が叶った

こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は2025年5月、ついに20年来の悲願のナヴァイオに行ったことについて書きます。

ナヴァイオとは

ナヴァイオとは、ギリシャ語で「難破船」の意味です。

ギリシャの首都アテネから飛行機で1時間の距離の、ザキントス島にあるビーチの名前なんです。

空港からも近いザキントスの中心地、ザキントスタウンから車で1時間。

島のちょうど反対側にあって断崖絶壁に囲まれているため、このビーチに上陸するには船で行くしたないんです。

そこには、1980年に打ち上げられた難破船が。

うーん、なんてロマンティック。

ずーっと前からそこに行くのが夢だったんですよね。

いつから夢見ていたか

たしかmixiの日記を書いたよな?と思って掘り起こしてみると・・・

なんと2007年5月18日の日記に書いてありました。

それによると、テレビの番組で知ったようです。

日記の内容はこちら

当時アップした画像。難破船の形が今よりしっかり残っている!

ナヴァイオ

このことばを聞くだけでワクワクします♪
ギリシャの西の海に浮かぶイオニア諸島の中のひとつ。
ザキントス島の中に「ナヴァイオ」はあります。

真っ青な海と断崖絶壁に囲まれた、船でしか行くことのできない海岸。
「ナヴァイオ」は難破船の意味で、その名の通り海岸には難破船が一艘。
なんともロマンティックではありませんか

いつかのテレビ番組でこの海岸をひと目見たその日からどうしても行ってみたいんです!
グーグルアースでも詳細を見ることができないくらい。
謎に包まれた場所(ではないと思いますが 笑)
モアイのイースター島と同じくらい行ってみたい場所です♪

いやぁ!このあたりからずっと、「どこに旅したい?」というテーマになると必ず言っていた場所。

ずっとずっと訪れてみたかった場所。

それも、最近では忘れていました。

コーチングを受けて夢を思い出す

ボクのコーチはわったんというライフコーチです。

生き方がめちゃくちゃカッコいいんですよね。

そのわったんのコーチングセッションを受けた時に、「やりたいけど我慢していることはないですか?」って聞かれて「ヨーロッパ1人旅!」って即答したのを覚えています。

最近は東南アジアばっかりで、アジア以外に行ったのは、さかのぼることマンションの営業マン時代の研修旅行。

「ローマ、フィレンツェ」「フランクフルト、ミュンヘン」「バルセロナ、マヨルカ島」「ニューヨーク」、それと新婚旅行の「パリ」。

最後のパリが2008年だから、実に17年もアジアから出ていない。

今は家族もいるし、お金もかかるし、円安だし・・・

とか、できない理由を自分に言い訳していたんですけど、そこでマイコーチから言われたのがこんな感じ。

「簡単ですよ。日付けを決めてチケットを買うだけです」

たしかに(笑)

当初はローマに行く!って思ったんですけど、すぐに「ナヴァイオに行くのが夢って語っていた時期があったよなぁ!」って思い出して、行き先をギリシャに変えたんです。

決めたら話は簡単で、「日付けを決めて」「航空券を予約」しました。

あ、これでいいんだ(笑)

ギリシャ行きが決まっちゃった(笑)

ということでその半年後の5月に飛ぶことになりました。

いざギリシャへ

予約した時は「半年後はまだまだ先だなぁ」と思っていましたけど、過ぎてみるとあっという間。

こうして振り返ると1年だってあっという間で、この1年を何度元気に繰り返せるかと思うと、人生は本当に短いということを実感します。

70歳まで元気に世界を飛び回れるとしても、あと23回(23年)。

うーん。「いつか」とか言ってる場合じゃない。

今回の旅程は、アテネ3泊、ザキントス島2泊、アテネ2泊の7泊9日の旅でした。

ナヴァイオには2通りの行き方があって、

(1)船で行く

(2)車で行く

のいずれかです。

右下の出発地点は、空港も近く繁華街のあるザキントスタウンです。

(1)船で行く

船で行く場合は、島の反対側からぐるっとまわって行きます。

以前は上陸ができて難破船の上にも乗ったりできたんですが、つい最近、崖の崩落があって危険だということで、上陸が禁止されたばかりでした。

それでも、船から降りて、目の前の海でシュノーケリングをしたりできるそうです。

こちらは船なので、もちろん「ツアーに申し込む」の一択です。

海路か陸路かの優先順位は圧倒的に「海路」にありました。

海から行って、夢のヴァイオを肌で感じたい!

そう思っていました。

(1)車で行く

車で行く場合は、崖の上からナヴァイオの全景を見ることができます。

高さが200mもある崖で、ほぼ垂直なので、陸路で降りることは不可能です。

選択肢は、「レンタカー」「タクシー」「ツアー」の3択です。

自分で運転するのはリスクが大きいのでレンタカーはナシ。

ザキントス上陸前まではタクシーかな?ツアーかな?と思っていました。

片道35kmもあって、アップダウンが激しいので、徒歩はもちろん、自転車でも厳しい印象です。

ザキントス島に着いてわかったこと

ザキントス2泊にした理由は、「せっかくなのでゆっくりしたかったから」という単純なものでした。

でも、海路で1日陸路で1日を確保しておいた方がよさそうだとわかって、ザキントスは2泊にしておいてよかったと後から思うのでした。

昼頃にホテルに着いて早速、その日に海路で行けないかと聞いてみると・・・

「風が強いから船が出せない」とのことです。

ホテルの前の港はちょっと風があるけど、波なんて全然無い。

これで行けないの?と思ったけど、行けないものは行けない。

うーむ、どうしたものか。

そこで、ホテル周辺のツアー会社を片っ端から訪ねます。

しかし、何店めぐっても全滅。

どこのツアー会社も「風が強くて船が出せない」

ま、なんとななるでしょう~、っていつでも楽観的なとーかいりんも、店で断られる度に弱気になります。

なんでも、ナヴァイオがある島の西側は風が強くて船を出すと危ないのだとか。

ホテルがあるザキントスタウンは東側で、しかも見ているのは港の奥の海なので、波ををそこまで感じられなかったんです。

今日はいいとして、明日はなんとなくわからなくもないとして、なんであさっても風が強いってみんな口を揃えて言えるのだ(泣)

そんなのわからないじゃないか~という思いもありつつ、きっとこの土地で長く暮らしているからこそわかることもあるのだなと納得するしかないのでした。

船が出るかどうかは前の日に決まってしまうみたいで、当日どころか翌日にも行けないことが確定しました(泣)

ということは、3日目のザキントス最終日に船が出るかどうか。

でも、14:45のバスに乗ってアテネに戻るチケットを買ってしまった。

いや、でも、ザキントスをもう1日延泊して4日目にも賭けるか。

そのあたりの船のキャプテンに声をかけて連れていってもらうか。

と思って、並んでいる看板を見ると、「800ユーロから」とか書いてある(1ユーロ160円とすると、800ユーロ=128,000円!)。

「から」ってどゆこと?とか思いつつ、その線も諦めます。

初日は近くの海水浴場でバシャバシャして、ご飯を食べて寝ます。

2日目の朝の奇跡

朝食会場に行く前に、ダメ元で、「今日はやっぱり船は出ないですよね」って聞きに行ったけど、やっぱりダメ。

ダメなものはダメ。

だよねぇとか思いつつ、朝食を食べ始めると、フロントの人がやってきた。

チェックインの時に、ナヴァイオに行くのが長いこと夢だったって話した人でもあり、朝食の前にダメ元で話した人でもある。

なんと「今から10分後に陸路のツアーが空いたけど行くか?」と言ってきたんです。

まだ朝食を取って席に座ったばっかりだったけど、外出できるフル装備の準備済みだったんで、急いで少しだけ食べてゴーゴーゴー!

ツアーガイドの運転手さんがめちゃくちゃ良いヤツ(あえてヤツ!)で、最初から最後まで盛り上げてくれるんです。

解説も丁寧だし、聞いたら何でも答えてくれるし。

途中フォトジェニックな海岸とか埠頭とかで停まってくれて、海水浴ができる時間もありました。

硫黄成分が特徴のシギャビーチへ

そこは「シギャビーチ」と言って、そこも崖に囲まれているんですけど、海底から湧き出る硫黄成分で温泉みたいな海岸(小さな湾?)なんです。

海が白くにごったり、透明になったり、波が海をかきまぜるごとに表情を変えるんです。

シュノーケリングしたんですけど、見えたり見えなかったり、不思議な体験でした。

青の洞窟(Blue caves)へ

島の東側のボート乗り場から、青の洞窟を見るボートツアーに向かいます。

ガイドさんに「blue cave」って話しかけたら「blue caves」って複数形にした理由が行ってわかりました。

大小様々な大きさの洞窟があって、どれも美しいんです。

その中の1つにボートの中でかがみながら進入していくと・・・

見たこともない青い海の洞窟。

しかも不思議なことに白い棒を海に入れると、海に入っている部分だけキレイな青になるんです。

もちろん海水は透明。

なのになぜ青いかを調べると、太陽光の赤を水が吸収して、海底などの白いサンゴ礁に反射すると青く見えるのだとか。

手も青く見える不思議

社員旅行で行ったイタリアのカプリ島の青の洞窟に、波が高くて入れなかったあの悔しさを、なんと意図せずザキントス島で体験することができました。

その後、ボートから降りてシュノーケリングをしたんですけど・・・

こんなに神秘的な海を見たことがない・・・

とため息が出ました。

海底までは遠いのに、キレイな青ではっきり見える。

洞窟内の海は本当に本当にキレイでした。

ナヴァイオツアーのオマケ程度に思っていたんですが、間違いなくこのツアーの2大巨頭です。

青の洞窟へボートで行ってわかったことは、波がすごかった!ということ。ちょっと怖いくらいの波でした。

島の北端でこれだから、やっぱりそこから更に強風の吹き荒れる西側の海を1時間進むなんて、絶対にムリだと身をもって悟ったのでした。

いよいよナヴァイオへ

青の洞窟のボート乗り場から来るまで30分くらいだったかな。

ついにナヴァイオの上の駐車場に着きました。

そこはナヴァイオの真上200mの位置。

すぐ近くのビューポイントには、1人ずつ入れる柵があって、少し行列ができています。

横からのぞき込むと、そこは本命のビューポイントではなさそう(全景が見られないから)。

颯爽とスルーして、あの絶景が見られる場所を目指します(奥から手前に進んできました)。

新しく舗装された道ができていたんですが、ガイドさんいわく「2ヶ月前にできた」そう。

これができる前は?

なんと、写真の左側の荒れ地を歩かなければいけなかったようです(結構距離があります)。

そして、そして、念願の、いや悲願のナヴァイオが・・・

見えてきました(泣)

悲願のナヴァイオとついに対面

いやぁ!感動しました!

絶景!まさに「絶!」な「景!」です。

今までナヴァイオに行くことを夢見て、何度も何度も写真を見てきました。

行った人のブログを読んだりして、自分でも行くイメージトレーニングはしていたつもりでした。

しかししかししかししかししかし。

想像をはるかに超えるド迫力でした。

ナヴァイオまでの断崖絶壁の高さだって想像をはるかに絶するものだったし、青い海の美しさも想像のはるかはるか上をいっていました。

今まで、海外に行ったことも何度もあるし、最近では日本国内のいろんな素晴らしい景色を見る機会に恵まれてきました。

でも、このナヴァイオは間違いなく、マイナンバーワンの絶景です。

そもそも高所恐怖症なので、まず高さの迫力にやられちゃいましたけど、夢のナヴァイオなので、できる限りはじっこまで行って撮影したり。

しゃべっている動画を撮ったり。

↑をタップするとYouTubeの動画が開きます

動画を撮っていたら、ここに本当に今自分が来られているといるんだと感じられたのと、来られた環境に感謝だなぁって思って涙が出てきてしまいました。

ありがたいなぁ。

本当に幸せものだなぁ。

そして世界がこんなにも美しいことを、自分の目で耳で体で感じることができて、人生って最高だなぁ!って心の底から思うんでした。

ガイドさんが最高!

全長約50mもある難破船があんなに小さく見えるほどに高い!

スマホをジンバルにセットして、自撮りをしていると、ガイドさんが撮ってあげるよって言って何度も何度も撮ってくれました。

ジンバルが何かわからない人のために、ボクが使っているものを貼っておきます。


ボクはこれの1つ前のオズモモバイル6を使っています。

それで、ガイドさんが「もっと端の岩に座って」って言うんです。

いやいやいや。その岩の向こうは200m下の海ですけど?(笑)

「笑」って書いたけど、いやいや、ほんと笑えない。

「絶対に大丈夫だよ。君が落ちたら僕も後から飛び込むから。って言えるくらい大丈夫だよ。ははは」

って言われても、めちゃくちゃ怖い!

それで撮ってもらった写真がこれ(笑)

へっぴり腰にもほどがあるな。

更に「両手を離して」って言われて撮ってもらったのがこれ(笑)

今思えば、もっと勇気を出して堂々と撮ってくるんだったぁ、って思うけど、こんなダサい思い出もボクらしくて良いかなって思ってます。

最後に

ずっと20年もの間、夢見ていたナヴァイオ。

コーチングのきっかけがなかったら、もしかすると「いつか行きたい」って言い続けながら人生を終えていったんじゃないかとさえ思います。

最近よく行っていた(通算11回も行ってた!)くらい大好きなバンコクは、飛行機で6~7時間の距離。

それでも年齢を重ねたせいか、体力的にちょっとツラいなぁなんて思っていたこの頃。

ヨーロッパなんて、体が耐えられるのか?って思っていました。

(実際に今回の成田~アテネは、イスタンブール経由で16時間かかりました)

でもよく考えると、体力は間違いなくこれから衰えていくでしょうし、今が人生で一番若いんだからそんなこと言ってられない。

今行かないと、今後もっともっと行くのが億劫になるに決まってる。

そう思うと、今回の決断をした自分をほめてあげたいと思います。

その決断ができたのも、自分で自分に無意識に課している「こうあるべき」「過去がこうだからこれからもこう」みたいな既成概念があったことに気付かせてもらえたことが大きいですね。

【左】約20年前  【右】2025年5月

20年前の写真と並べて初めて気が付いたんですが、船が(おそらく)波に削り取られて小さくなっています。

きっと、この景色も永遠ではないんだなぁと思うと、行ってみたいと前から言っている、アンコールワットとか、マチュピチュとかにも、まだそれが「ある」うちに行っておかねば、とうんですよね。

ギリシャに行くと言うと、「いいなぁ!」「ヨーロッパすごいね!」「私も行きたい」とかとか、色んなことを言われました。

でも旅なんて本当に単純で、行きたいと思ったら誰にでも、しかもいつだって行けるはずなんです。

どうやるかと言うと・・・

「日付けを決めて」「チケットを買う」

これだけでほら!行けちゃいます。

旅で使うお金をどうするか?ホテル代をどうするか?

そんなことは、旅が始まるまでにどうにかなる(キャンセル無料で支払いは宿泊直前の宿だってたくさんある!)。

いや、本気で行きたいと思ったら、それまでにどうにかできるはずです。

ということを、今回の旅で身を持って体験しました。

だから旅に限らず、「本当はやりたいことがあるのに我慢している」ことがある人の既成概念をボクのコーチングでぶっ壊します(笑)

是非連絡をください。

そもそも「やりたいことがないんだよねぇ」って言うそれ自体が思い込みかもしれないなとも思ってるんですよね。

「やりたい」って思ってもどうせ叶わないなら「やりたいことがない」って言っておく方が自分を守れますもん。

だから、今、このやりたいことを叶えてきたエネルギー値が高いとーかいりんのエネルギーを是非受け取ってくださいね。

今回は20年来の夢だった、ギリシャ、ザキントス島のナヴァイオビーチに行ってきたことについて書きました。

最後までお読みいただき、ありがとうございました。




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