こんにちは!
とーかいりん男爵こと東海林大介です!
今回は「とうかいりん様」と、様を付けて呼ばれることに抵抗を感じてしまう話を書きます。
様を付けて呼ばれるのが苦手
何の脈絡もないところに、言わせてもらうと・・・
ボク、店などで「とうかいりん様」って言われることに、ものすごく違和感を覚えるのです。
控えめに言って「ものすごく」です。
書きながら感じてしまったんですが・・・
「控えめに行って最高」という表現が流行ってます。
この表現にモヤっとしてしまうので、自分で書きながら「似ているかも・・・」と思ってやや焦ってます(笑)
いや、似ているどころか、ほぼ同じ使い方なのか・・・
話を戻すと・・・
なんでかというと、「『様』なんて思ってないでしょ?」って思ってしまうからです。
ひねくれてるって?
そりゃ、仕事だから、仕方なく言っているだけですよね?
本当にボクのこと尊敬して、「さま~!」って言ってくれてるわけないに決まってますよね?
って、ひねくれてるのかなぁ?
場面による?
おそらく、超高級ホテルとか(ほとんど行ったことないけど)、超高級レストランとか(滅多に行かないけど)、そんな格式高い場面だとしたら、使うにふさわしいのかもしれません。
客もそれなりの礼節をもった対応を期待しているはずだからです。
それなりのお金を払えば、それなりの対応を受けられる。
そう思うのは当然ですよね。
単価の低い場面にはそぐわない?
でも、どうでしょう。
町の飲食店とか。
それほど高くない洋服を買いに行って接客を受けている時とか。
何かの商談で営業を受けている時とか。
そんな時に「とうかいりん様」って言われると、もう気持ち悪くて仕方ないんですよね・・・
どうして気持ち悪いのか
それはやっぱり「不自然だから」という理由に尽きると思います。
もちろん、使う側としては、色々な理由があると思います。
「会社から言われているから」とか。
「お客『様』には当然『様』を使うと思っているから」とか。
「『様』を付けて呼んだ方が、丁寧に接しているように思われるんじゃないかと思うから」とか。
純粋な気持ちから下心まで、様々な思惑(ではなく特に狙っていないこともあるだろうけど)が見え隠れしているのがわかるんですよね。
そもそも「客が偉い」なんてことがあるわけもなく、店(営業マン)側だって、「良いものを売ってあげる」という価値を提供する側でもあるはずです。
だから、全く卑屈になる必要がないどころか、へりくだる必要も皆無。
だと思っています。
もちろん、「感じ良く」ということまでをも捨て去ってしまうのは、お互いのやり取りを円滑にすることを放棄してしまうことになると思います。
だから、感じ良くやったらいいと思います。
でも、こちらの機嫌を取るような態度で来られると、「キモチワルっ」って思ってしまうんです。
師匠から教わった
ボクも昔は、お客さんに対して「〇〇様」って呼んでいた時期が、もちろん(!)ありました。
でも、いつからか、へりくだる必要はないんだなって気がついて、そんな時に、生命保険の師匠に出会ったんですよね。
その師匠いわく、「ふだん仲良くしている友達に保険を売るのに、保険の話だからって敬語を使い出すのは、違和感だらけだろ!」ということ。
その「違和感」が売れなくする、ということです、師匠いわく。
たしかにそのとおりだと思います。
尊敬語、謙譲語は使わないまでも、話の流れで一部丁寧語が混ざってしまったり。
どう接したらいいか、さまよっていた時期にはそんなことは普通にあったんですよね。
ふだん、タメ語で話しているのに、保険の話になると丁寧語が混ざる・・・
これ「売り込んできた~!」って思われて当然ですよね。
この師匠のコトバが、ストーンと腑に落ちました。
そこからは、ボクも自然体になっていきました。
だからこそ気になるんです。
「とうかいりん様」って呼ばれることに対して。ものすごく。
もうひとつの理由
ありました、気になる理由が、もうひとつ。
それは、「あなたのコトバで話してるのかな?」って疑ってしまうことなんじゃないかと思います。
「とうかいりん様」って言われると、そこには大きな壁を感じます。
ボク側に立って話しているのではなく、壁の向こうの会社側に立って話しているでしょう?って感じてしまうんです。
ボクが聞きたいのは、会社が何を売りたいかじゃなくて、あなたが何が好きで何を良いと思って売りたいか。
そんなことなのですよ。
ちょっと脱線しますけど、居酒屋とかで「食べたいな」と思ったものを注文します。
それでも、あと1品か2品、どれもおいしそうで迷っちゃうとします。
そんな時は、気軽に店員さんにオススメを聞くんです。
その回答で「残念だなぁ」って思うのは、オススメメニューを引っ張り出してコレ、って言われる時。
それは店のオススメでしょー!って思っちゃうんです。
本当に旬でオススメ!という理由もあるでしょうけど、在庫が大量に余っているから、オススメメニューに記載してさばきたい、とか、色々な理由があると思います。
それもいいんですけど、ボクが聞きたいのは、「あ、な、た、の!」オススメなんです。
あなたが実際に食べて、「好き!」と思ったものをオススメしてほしいし(ボクが選ぶかどうかは別として)。
先に注文した料理をザッと見て、違ったテイストの料理をオススメしてくれるもよし。
とにかく、店員さんの好みとか主観だけでいいんです。
なぜなら、ボクは「あなたと」話しているから。
その熱い思いを聞けば、だいたいそのとおりに注文することが多いんですけどね。
ボクは、食べにいく、飲みにいくって時には、そういうコミュニケーションも込みで楽しみに行っています。
だから、そういう何気ないやり取りで、その店の印象が決まるってこと、オーナーはわかっていることだと思うんです。
更に、その思いが末端の従業員にまで浸透している店での飲食は、やっぱり気持ちの良い体験となることが多いし、また行きたくなります。
脱線終わり。
終わりに
ということで、今回は、「とうかいりん様」と呼ばれると違和感が生まれることについて書きました。
その気付きから転じて、ボクがお客さんと話す時は、あくまでも自然体で、ボク自身の言葉を使って話すようになった、という話でした。
場にそぐわない「様」を使っている営業マンのあなた、もしかして、「様」を使うのをやめて、自然な会話になるように心がけてみたら、お客さんに話がより伝わりやすくなるかもしれないですよ。
なんてエラッソーにすみません!!!
そして、この意見を採用した結果につきましては、責任を負いかねます(笑)
最後までお読みいただき、ありがとうございました。